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フォッカーC. X （AZmodel 1/72)

　　by Nobunaga

　第一次大戦が終わってドイツから航空機資材一式を故国オランダに持ち帰ったアンソニーフォッカーはFⅦ／3mやC.Vなど次々とベストセラー機を作り出します。
C．XはVの後を継ぎエンジンの換装など改良しましたがもはや複葉機の時代ではなく売り込みには苦戦します。フィンランドは空冷エンジンに換装したC．Xをライセンス生産により３５機生産したと言われてます。
　フォッカーは次世代の戦闘機開発に意欲的に取り組みDー21、双胴双発のG-1を完成させ量産します。またエンジンをタンデムに配置したD－２3の試作機を飛ばしています。また、双発爆撃機TVを完成させ実戦配備をしています。

　オランダは日本人にはとても親しみのある国です。江戸時代の鎖国下オランダを通して国際情勢や海外の知識を蘭学として取り入れてきました。
　皇室とのつながりや風車やチューリップの国と穏やかな平和なイメージを多くの人は持っています。また、シエルやフィリップス、ユニリーバなど世界的に有名な企業がたくさんあります。これらの企業の設立にはイギリスとの覇権争いや植民地からの収奪で富を蓄えたのですね。

　オランダでは最近まで日本に反感を持つ一定数の人たちがいました。かつて日本軍が南方進出した時に利権を取られたり、インドネシア独立戦争時に旧日本軍の軍人たちが戦争に加担したことを不快に思っていたのでしょう。

ここで問題です。
「オランダ」と言う呼び名は日本だけで通用する国名です。外人にオランダはねえと言ってもはあ？と言われてしまいます。国際的にはどう呼ばれているでしょうか
答えは一番最後に。

１９３４年にフォッカーCXがデビューしたものの複葉機としては進化したとは言えドイツ軍の侵攻を食い止めるどころか返り討ちにあう始末。

国籍標識は開戦前の三色旗。１９３９年１０月１日まで使われました。

チェコの国籍標識と紛らわしく直ぐにオレンジ黒色縁取り三角形に変更になります。オレンジ色は王室ゆかりの色だそうです。

参考資料：光人社NF文庫飯山幸伸著「弱小空軍の戦い方」その他インターネットによる実機写真

答え
NETHERLAND（ネザーランド）低い土地と言う意味で、国土の半分は海面より低い０メートル地帯です。オリンピックの国名コードはNLDです。DUTCHはオランダ人やオランダ語を指します。詳しくはウイキで見てください。

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