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特集 今は無きメーカーのプラモデル 

一〇〇式司令偵察機と隼2 (ミツワモデル1/144)

by  コルディッツ

 前回、今は無きミツワモデルのユーザーフレンドリーさに感銘を受け、今回は同社の在庫のうち、一〇〇式司偵と隼2(Ⅱ型の意味か?)に手を出しました。日本機については殆ど知識無く、塗装色を買いに行ったら、三菱系、中島系とメーカー別に専用塗装色がリリースされているのを知り、浦島太郎状態になりました。「サーブ社専用グリーン」が出る時代も来ると良いのですが。



 ミツワのキットは主脚の主翼への接着部分がピンではなく、ブロックになっていることに好感を持ちましたが、今回の2機も同様で好感度がアップしました。しかし子供の入門用キットとしては、隙間が多く、組立説明書も間違いがあり、残念ながら推せないかと。また風防枠の表現が読み取り辛く、近視+乱視+老眼のモデラー向きでもなかったです。



 一〇〇式司偵は、RAF博物館コスフォードの実機を参照にして、プロペラ端を黄色にしました。




 キットの風防枠は、数え方によりますが、4本不足していました。まだ製作時間のある時だったので塗装で追加しましたが、時間の無くなった隼の風防は散々でした。



 45年前のキットなので、デカールは流石に使えません。そこで日の丸のみ、スウィートの零戦からコンバートです。隼のイメージはシアトルの航空博物館のレプリカからインスパイアされました。



 作り終えて思ったのは、もしこのキットを購入した1980年代に作っていたら、眼も良かったし、不満は持たなかったかもしれません。やはりプラモデルにも旬があるかと。その意味でミツワ、クラウン、イッコーの1/144エアプレーンシリーズは、同時代のウォーターラインシリーズと同様、日本のプラモデル史を語る時に、欠かすことができないシリーズだと痛感致しました。




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