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特集 今は無きメーカーのプラモデル

SBD ドーントレス (モノグラム 1/48)

  by 老人とプラモ

 ドーントレスは 言わずと知れたミッドウェー海戦の立役者。日本の空母4隻を屠って戦略的な大逆転を演じてしまいました。大殊勲を挙げたこの時の型式は配属されて間もないSBD-3です。
 今回のモノグラムのキットは1990年ごろに入手した中古品です。箱絵では実機に拘らないゴースト飛行隊 との体裁で商品化されたものでした。説明書も実機の解説は無く、組み立て説明だけで塗装は箱絵を参考に、とあるのみです。モ社はドーントレスのキットを実機の考証に堪えないと判断して体裁替えをやったように思えます。確かにこのキットは 「可動」がプラモの魅力であった時代(日本での初出は1962年ごろ)の製品です。プロペラ、脚の車輪が回るのは当たり前で、加えて、旋回機銃が上下左右、引き込み脚、爆弾投下、5枚のダイブブレーキが連動開閉 というギミックがありました。ところでドーントレスは後席の旋回機銃が単装なのはSBD-2までで、SBD-3以降は連装です。モ社のドーントレスは旋回機銃が単装なので厳密にはミッドウェー海戦ころの塗装は当てはまりません。



 製作にあたっては、ガタの大きいダイブブレーキは固定にしましたが、実現可能な可動ギミックはなるべくそのままに組んでいます。主車輪の車軸をハンダ鏝(こて)の先で平らにつぶしています。



 胴体☆マーク下の出っ張りは爆弾投下の手動レバーで、後ろに引くと1000lb爆弾の背中に引っ掛かったロックがはずれて爆弾が落ちる。



 後部キャノピーを外すと銃手と旋回機銃が現れます。胴体上のスリットは、胴体内から銃を挙げるための通り道。



今回もモーターでプロペラを回しました。



 急降下、1000lb爆弾投下直前のイメージ、、。こんな風に遊べるのはモノグラムが最高です。 




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