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誌上個展

フォッカー G-1A(ミクロミル1/48)

  by Nobunaga

おもしろうてやがて悲しきフォッカーG1重戦闘機かな



 この双胴双発ツインブームの戦闘機は7.92ミリ機銃8丁を機首に集中させると言う当時としては画期的な設計で(のちにロッキードP-38が採用した)1936年のパリ航空サロンで各国の注目を浴びて引合が殺到したG1でしたが1940年5月10日のドイツ軍による急襲で実戦配備されていた23機はただ1機を残して灰燼に帰しました。免れた1機はその後何機かのJu52を撃墜したと言われてます。

ミクロミルのキットのパーツは簡易インジェクションで表現できる限界ギリギリまで細分化されています。精密であればあるほど作るのが面倒ではありますが。説明図どおりに、この説明図をよくよく見て向きや角度小さな窪みなど1分の狂いなく差し込み、接着すれば出来上がります。普通の人にはできません。ゆがんだりズレたりを直しながら時にはちょん切って省略しないと収まらないしコックピット内部は閉じてしまえば見えません。ので自分で納得のいく方法で良いでしょう。機器類の色の指定はないので酸素ボンベとかメーター類はお好みの色で賑やかにできます。
主翼を胴体に接着するのも一苦労です。短い桁はあるのだけれどほぼイモ付です。プラバンで桁を伸ばしたり接着面積を増やして固定しなくてはいけません。苦労するのはここまでです。
エンジンにはプッシュロッドを付けました。エンジンカウリングの径が少し小さいです。と言うのもパーツの主翼ナセル、脚庫のある部分の径が少し大きいようです。尾翼に続くブームの接着部分の径とも合わないからです。少し削って良しとしましょう。プロペラ基部は寂しいのでプロペラピッチ機構(のようなもの)を付けました。着陸灯や航法灯も付けました。



第2風防の幅が少し狭いです。カットして乗降口にすればいいのですが透明プラの厚みがありできません。そのままです。



3rdJaVa(オランダ空軍の組織は全くわかりません)の319号機の機首にはDuck with the knotted neck首結びアヒル?のイラストは左右にあります。
ドイツ軍のワールハーベン襲撃の際は319号機は破壊を逃れました。








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