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Me P.1111 (PMモデル 1/72)

  by 加藤 寛之

 PMモデル製品はテキトウなところが面白いのだけれども、開封して「ナンダこれは」と思った。
 妙に胴体が小さいのだ。印象としては1/100くらいに見える。これで1/72だとすれば、He162とかMe262とかのエンジン1基を入れるには、どうにも胴体が小さい。風防はヒトの頭がやっと出る程度でしかないし、せめて椅子はもっと低くないと。こんな小さな機首で武装は入るのか、それに燃料を搭載する余裕はあるのだろうか・・・まあ、いいか。



 パーツ数は極端に少なく、組み立てには図を見なくても大丈夫。
大きな要改修点は、主翼付け根にある吸気口から椅子が見えないようにすること。ここはプラ板を使って内壁を作ってみた。溶いたパテで段差を整えたらサンドペーパーを丸めてグリグリして滑らかにした。奥が見えなければいいだけなのだから、粗雑で大丈夫。
排気口も、それらしく整形。なんとなく丸くなればOKとして、深く考えない。
機首の機銃口は実感に乏しい。ここは直径1mmのドリルで開口してそれっぽく。
垂直尾翼は胴体との間に大きな隙間が生じる。瞬間接着剤を数回流して、「これでイイか」くらいに整形。
主翼の断面形は、薄くて板みたいでテキトウだし・・・まあ、いいか。
風防は、ちゃんと接着できた。



  塗装はキットの塗装図を参考に、それっぽくしてみた。まず下面色の水色を塗る。次に緑を胴体と主翼上面全体に塗る。最後に茶っぽい色を緑に重ね塗り。水色との色の境目は大きくぼかし、緑と茶っぽい色とは狭い範囲でぼかした。機首の黄色にちょっと色を被せたりして、まあ、テキトウにやる。実機がないので気楽なモノだ。
デカールを貼り、最後に光沢スプレーをかけて完成とした。



 正直言って、イイのが出来た。ナンだカンだと思うことはあるが、僅か2日で出来上がった。プラモデルは、簡単ということも大きな価値で、価格も「この値段だからね」で充分にOK(これはお店によって差異があるけど)。胴体が小さいって書いたけど、まったく問題ナシ。カッコいいから合格だ。


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