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温故知新シリーズ 第69弾

Ki-84 疾風 (レベル 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは昔よくお世話になったレベルファイターシリーズからKi-84疾風をチョイスいたしました。発売は1965年です。このシリーズには他に零戦、隼、飛燕と4機の日本機が発売されていますが、この疾風が一番できが良いように感じます。全面に微細な凸リベットがモールドされておりますのでこれをできるだけ生かして製作することとしました。



 まずはお決まりのコクピットからです。ここはシートとパイロットだけですのでシートはグリーン、ヘッドレストは黒に塗り、パイロットはそれなりに塗ったらシートに接着し、胴体内は黒く塗っておしまいにします。床板もないので筒抜け防止のために黒く塗ったプラ板を適当に接着しました。尾輪を組み込んだら左右の胴体を接着します。合いは悪くありません。



 エンジンはなかなか良くできておりパネルを外して見せられるよになっていますが今回はパネルを接着しました。若干の隙間が生じるので溶きパテをすり込みました。カウリングの形はこのキット最大の弱点でポリバケツ状になっていますが、そのままとしました。エンジンを銀と黒とグレーで適当に塗り分けたらカウリング内に接着します。



 主翼は下面一体型でそれに左右の主翼上面を接着。ここも合いは問題ありませんでした。胴体と主翼の結合も前後の削り合わせを良くして調整すればほとんど隙間は出ませんでした。この時代のキットとしては上出来です。水平尾翼も削り合わせを調整した後に接着します。



 最後にキャノピー接着したら全体塗装に入ります。今回はライジングデカールから垂直尾翼に白い虎を描いたものをチョイスいたしました。疾風には珍しい全面メロメロ迷彩とのこと。塗装手順を思案した結果、まずはMr.カラーの上面16番濃緑色、下面8番銀で筆塗りした後に面相筆で上面に銀色の細いラインを描き入れることにしました。かなりの根気と集中力がいりましたがなんとかそれらしく出来上がりました。



 デカールを貼ったら全体に少々の汚しをかけておきます。組み立て済の脚関係、プロペラを接着すれば完成です。

  組立自体はあっという間に終了し、その分塗装に力を入れることができました。メロメロ迷彩の疾風もなかなか良い感じですね。ではまた。


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