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特集 グラマン

グラマンF6F-5ヘルキャット (ハセガワ 1/72)

  by みず



 地獄の猫です(昔は本当にそうだと思ってました)。




 冗談はさておき、今さら説明の必要の無い超有名キットの超有名機。25年程前に同じ物を製作しました。その頃はグロスシーブルーの意味を理解していなかった為、艶消しのネービーブルーで製作しておりました。今回はピカピカに作ってやろうとのスローガンのもとの製作となりました。



 この名作キット、サクサク組み立てられますが、凸モールドを消さないように慎重に作業。アンテナを真鍮線に、機銃を真鍮パイプに置き換え。ブレーキパイプとプラグコードを追加。尾灯/翼端灯は透明ランナー削り出し、翼端灯には穴を開け赤/青を入れました。



 塗装前にコンパウンドで磨き、サフ無しでクレオスの365番を吹きました。グラデーション等は一切無し。デカールを貼りクリアーコート後コンパウンドで磨き、タミヤウェザリングマスターで排気口付近にスス汚れを付けて完成です。実機はここまでピカピカだったとは思いませんが、製作前にイメージした艶が出せたので大満足です!





 さて、この古びた弾頭、直径が12.7ミリ。40数年前に室蘭市の隣街の祖父母の畑で遊んでいた時に土中から見つけました。すぐに祖父母に話しをしましたら祖母が昭和20年7月14~15日の室蘭空襲、艦砲射撃の話しをしてくれました。当時祖父は出征中。艦砲射撃の音の凄さと機銃掃射の怖さの中、当時1歳の私の母を抱いていたことを30年以上過ぎていたにも関わらずはっきりと話していたのを覚えています。
 室蘭空襲にはTF38の一艦として空母エセックスが参加。前年11月迄でしたが本機のパイロットのデビット・マッキャンベル中佐(最終大佐)はエセックスのCVG-15の司令だったこともあり、ちょっとした因縁めいたものを感じながら製作しました。その時、祖母達に何かあったら私の出生にも関わっていましたので......。


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