　　Home　 >　　アポロ１１号月着陸船 (ドラゴン 1/48)＞特集　グラマン＞2023年5月号

アポロ１１号月着陸船 (ドラゴン 1/48)

　　by Ｅ．Ｈ．ＮＯＢＵ

　皆様、コンニチハ E.H.NOBUです♪
Webmodelers 5月号第１特集”グラマン”用にさて何を作ろうかとWikipediaで調べていたらアポロの月着陸船がグラマン製であることを知り
ドラゴンの1/48アポロ１１号月着陸船を製作いたしましたのでご紹介いたします。

APOLLO 11 LM5 "EAGLE" 1/48 DRAGON　

特徴あるフォイル部分は実感タップリにモールドされすでに美しく金色に塗装（メッキではありません）されておりますが説明書はたったのこれだけ！
なので組み立てる順番は各自工夫が必要です。私は細かいパーツはあとから付けることにしました。

塗装指示とスライドマークの貼り付け指示は下箱の裏に印刷されています↓

月面に降りるためのラダーはなぜかこのようにフォイルが巻き付けられた状態でモールドされています↓　

とてもこのままでは使えないので削ってみましたが横桟の間隔が等間隔になっていなし
横桟の断面もパイプになっていないのでとてもじゃないけど我慢できません。
ここは頑張って真鍮材で作り直すことにしました。
材料は1.2x0.2の真鍮帯板と0.5の真鍮線です。
先ず真鍮帯板に4.5㎜間隔となるようにピンバイスで0.5㎜の穴を9つ開けます。
一枚できたらそれを帯板に重ねてガイドとしてピンバイスで穴を開けます。
こうすれば左右で穴の位置がずれることを防げます。
0.5㎜の真鍮線を9本用意してかまぼこ板の上に帯板をのせ
穴に真鍮線を全て差し込んだらもう片方の帯板をのせてラダーの形を作ります。
全ての真鍮線を半田で固定して不要部分を削り取って完成です↓

　脚のパーツも資料を参考に塗り分けてからハセガワのカッパーフィニッシュをカミソリで細～く切ってチマチマと巻き付けました↓

脚パーツが全て揃いましたので組み立てます。
Ｅ１～Ｅ４のパーツは方向性があり取り付け位置が決まっているのですが説明書はいい加減なので一つ一つ合いを確認しながら最後に接着しました。
正しい場所に正しい部品をあわせればピッタリとハマります。

ブラスターディフレクターの基部にはハセガワのゴールドフィニッシュの細切りを貼り込みました。
アメリカ国旗は0.2㎜のプラ板にデカールを貼り付けて乾燥したら半艶クリアーを吹き付け。完全に乾燥したら余白を残してカット。
資料を参考にゴールドフィニッシュを周囲に貼ってＧクリアで固定しました↓

降下ステージはNASA公式サイトの当時の詳細な記録画像と海外のスクラッチビルダーさんのサイトを参考に塗り分けてハセガワのゴールドミラーフィニッシュをカミソリで細～く切ってチマチマと貼り付けていきます。
この時　短いところはストライプのまま貼ってカミソリで短く切ると作業性が良いです。
そして押さえつける際にはシャープペンシルの消しゴム部分でカチカチと押さえると凸凹面にも上手くなじませることが出来ます。
タラップ部分は表面をブラウンにクロームシルバーでスミ入れ。
裏面はシルバー、手摺りはホワイトです↓

これで降下ステージ部分が完成です↓　

キャビンは説明書にあるように四方の壁を合わせていく箱組です。
なるべく隙間や段差がでないように組み上げます↓

キャビンも前記サイトの情報によりグレー・シルバー・ブラックで塗りわけてハセガワのミラーフィニッシュ細切りを貼り込みました。
情報量がグッと増えていい感じになります。
出入口両脇にある赤金のフォイル部分は型抜きの関係からかモールドがありませんでしたのでこちらもアルミ箔シールを貼り付けておきました↓　

正面向かって右側
出入口から上へ延びる平たい手摺りのようなアンテナ？
結構目立つ部品なので無視するわけにもいかず自作することにしました。
材料は0.2×1.0㎜の真鍮帯板と0.5㎜の真鍮線です。
図面を参考に真鍮帯板に0.5㎜のピンバイスで8か所穴をあけてその穴があいた帯板をキャビンにあてがって支柱の位置を決めておきます。
真鍮帯板をかまぼこ板に乗せ穴に0.5㎜の真鍮線を打ち込んで仮固定。
半田で固定したらかまぼこ板からはがして飛び出た不要分をヤスリで仕上げます。
プライマーを塗ってからホワイトで仕上げてキャビンに接着して完成です↓