Home > ワイルドキャットⅣ (アカデミー1/72)> 特集 グラマン>2023年5月号

特集 グラマン 

  ワイルドキャットⅣ (アカデミー1/72)

by  コルディッツ

 グラマン社の機体で一番の好みはワイルドキャットで、これは偉大なレベル・ファイターシリーズの刷り込みです。現在掲載中の1972年秋季号プラモガイドのF4Fの記事を、当時は何度も読み返し、英国レベル版ワイルドキャットの入手と、英海軍機版製作を夢見ました。その後英国版を何度か見かけましたが、既に関心は別方向だったので、結局今日まで未入手です。
 今回のグラマン特集で、数多いワイルドキャットの積みプラを 監査すると、組立説明書に著作権1987年と印字したアカデミー製キットを発見しました。これが私の最古のワイルドキャットかと思われ、積みプラ解消も兼ねて作ったものです。付属デカールが劣化していたのを幸いに、50年前の夢のロイヤル・ネービー版に仕立ててみました。



 144ばかり作っていて、風防枠の塗装で泣き言の連続でしたが、72の風防枠塗装はストレス少なく、ホッとしました。もちろんはみ出しは相当ありますが、目安になる枠とクリアー部分の識別が、ハッキリしているのは本当に有り難いことです。



 英空軍機塗装のパターン化された曲線は、何か不自然な気がして苦手ですが、その点英海軍機は使用環境もあってか、案外ラフな所があり、作ろうと思った動機でもあります。英艦隊航空博物館展示のマートレット1も、そんなラフ感を満喫できました。



 以前掲載させて頂きましたブラジル・レベル版のF4F-4と並べてみました。レベル版とアカデミー版を比較すると、レベル版は主脚が長く、地上の車輪間隔が狭く、腰高の強調です。どちらが寸法的に正確かを測っても面白くないので、ダックスフォードで撮影したFM-2と比べました。個人的な印象ではアカデミー版の方が「らしく」感じます。なおウッカリして、銃口を6つのママで放置していました。



 ワイルドキャットの積みプラは歴史的に追うと、タミヤ48、ハセガワ72、スウィート144、エアフィックス72と残っていて、一刻も早く成仏させて上げなきゃと痛感しました。



 ヒコーキはやはりフライトシーンが一番美しいですね。と言う訳でダックスフォード上空を飛行中のFM-2で締めさせて頂きます。




Home >ワイルドキャットⅣ (アカデミー1/72)> 特集 グラマン>2023年5月号
Vol.177 2023 May.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
         editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作特集1

TOTAL PAGE