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特集 フジミ

 グラマンE-2Cホークアイ (フジミ1/72)

by クラキン



 第2特集「フジミ」ということで、アメリカ海軍早期警戒機グラマンE-2Cホークアイです。



【実機について】
 アメリカ海軍の艦上早期警戒機で、1960年の初飛行ながら、改良を重ねて今でも現役で運用されている長寿機です。
また、米海軍だけで無く日本など多数の国に輸出されて運用されています。
コンピューターと大型レーダーを搭載し、同時に多数の目標を捕捉することができる高性能機です。
空母への搭載を考慮して全高を低く抑えるために垂直尾翼が4枚に分割されています。



【キットについて】
 フジミの古いキットで初販は1970年代ではないかと思われます。細部のディテールやパーツ精度など、後発のハセガワキットと比べると見劣りがしますが、機体全面に非常に繊細な凸リベットがモールドされていて結構魅力的です。
フジミからは8枚プロペラのホークアイ2000も出ていますが、製作したのは4枚プロペラの初期型です。
デカールは空母アメリカに搭載された「スクリュートップ」1種類のみです。
本当はニミッツ搭載機のマーキングが欲しかったです!

箱絵


インスト


パーツ




【製作について】
 1/72なのでマイルールに則って飛行姿勢+電動電飾で製作しました。
双発エンジンは4mm径のマイクロモーターで駆動、翼端灯と前照灯は胴体内部に仕込んだ6mm径の白色LED1個から光ファイバーを通して光らせました。
電源は展示台内部に単三電池3本4.5Vを仕込んでモーター2個とLED1個を駆動させています。
展示台はプラ板とプラパイプの組合わせで自作しました。
展示台と機体は3mm径ネオジム磁石2個とICソケットでジョイントし、ワンタッチで取り外し可能です。
制作前は背中のレーダーを回転させることも考えていたのですが、10秒で1回転まで減速させる小型のギアボックスが手に入らないのと、そもそもレドーム自体が回転するのかどうかも良く判らないので早々に諦めました。

LED組込み


モーター組込み


光ファイバー


電気を消して撮影


 機体はクレオス73番エアクラフトグレー(艶あり)で塗装しました。上下の塗り分けはありません。
プロペラ先端に警告帯はデカールが付いていましたが貼り辛いので塗装にしました。
翼前縁の艶消し黒も塗装です。
クレオスウェザリングカラーのマルチブラックで墨入れ後、半艶クリアーを全面に吹いて仕上げました。

 機体周りで唯一手を加えたのはエンジンの排気口です。
キットはただの穴になっているだけですが、実機の写真を見ると僅かにノズルが覗いているように見えたので、プラパイプを薄く削って「なんちゃって排気口」をデッチアップしました。





  製作期間は年末年始を挟んで凡そ1ケ月、正味の製作日数は10日程です。
出戻り後の通算192個目の完成です。




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