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Kübelwagen und Schwimmwagen
(NEKO WORKS NON SCALE)
by
五六式(TYPE-56)
※タイトルの写真は,イラスト風に画像処理しています。
ネコワークスのキューベルワーゲンとシュビムワーゲンを作りました。1年ほど前に,4個を並行して作っていたものですが,キューベルワーゲンと2CVができたときに,満足してしまい,シュビムワーゲンは,永らく放置されていました(しかも,最後の1個は引き続き放置。)・・・汗・・・。
<実車について>
キューベルワーゲンは,第二次世界大戦中に,フォルクスワーゲン タイプ1を元にして開発された軍用車両で,排気量985cc,出力23.5hp,最高速度83km/h。フォルクスワーゲン タイプ1と同じく,駆動方式は,リアエンジン・リアドライブである。
シュビムワーゲンは,キューベルワーゲンを基に開発された水陸両用軍用車両で,歩兵1個分隊が乗車したまま渡河することができる。不整地での使用を考慮してキューベルワーゲンよりエンジン出力を若干向上させ,四輪駆動化している。なお,水上での推進のため,スクリューを装備しているが,それは,陸上走行時,車体後方より,上方にはね上げられている。
※ドイツ語のSchwimmは,英語のswimと同義。
<キットについて>
ネコワークスのレジンキットは,当初,ミツワのミッドレーサーの換装用ボディとして作られていて,ミッドレーサーのゼンマイユニットやホイールなどをそのまま使って走らせることができました。
しかし,ミッドレーサーの製造・販売が終わったこともあり,現在では,タイヤもホイールも車体と一体に成型された1パーツのモデルがほとんどです。ラインアップは,内外旧車と鮫(!)で数十種類が常時購入可能のようです。
キットは,GKイベントで入手する他,ディーラーから直接購入することもできるようです。また,某模型通販大手でも購入可能(約20種)です。
<製作>
多くのレジンキットと同様に,パーツ洗浄→ゲート跡とパーティングラインの処理→パーツ表面の気泡の処理→サーフェイサーをかけて表面処理という工程を経てから組み立てや塗装を行います。
→
キューベルワーゲンの窓枠が歪んでいたので,クリップで力を加えつつ熱湯に浸けて修正しました。
両方とも,ウィンドシールドのガラスの部分をくりぬいて,そこに,コロッケが入っていたパックから現物合わせで切り出したものをはめ込みました。これらは,僅かにきつめに調整して摩擦で窓枠から外れないようにしています。
シュビムワーゲンは,ホイールや幌が別パーツになっています。タイヤを4つとも接地させるのに手間取ると思った(この作業が嫌で一年間放置していました。)ら,意外と簡単に 接着位置の調整がうまくいきました。(後輪をゼリー状接着剤で本体に接着するとき,完全接着まで少し時間がかかるのでその間に調整しました。)
シュビムワーゲンのスクリューの部分は,枠との隙間があいていなかったので小径ドリルとカッターでくりぬきました。苦労した割に実りが少なかったのでちょっと悔しい・・・。この部分は,タミヤのスケールキットから流用する方がよかったかもしれません。
<完成>
キューベルワーゲンは,ミリタリーものとして,シュビムワーゲンは,戦後にレストアされてレジャービークルとして使われている(ウィンカーなどがついていないので公道は走れないョ。)車という設定で仕上げました。
キューベルワーゲンは,現在でもレプリカが新車で買えるそうです。とはいうものの,パフォーマンスで軽自動車に劣るものを高級車の価格で購入するのは・・・汗・・・。
シュビムワーゲンのレストア車は,地方だったら一軒家が買えるほどまで価格が高騰しているということでした。
でも,模型なら,2台とも簡単にコレクションに加えることができます。えっへん。・・・乗り回すことはできないけれど・・・涙・・・。サイズは,ミッドレーサーや1/43スケールのミニカーと同じくらいです。
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