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1号対戦車自走砲 (イタレリ 1/35)

  by 老人とプラモ

WW2の初期、1号戦車や2号戦車で突撃中に有力な敵の戦車が現れたらどうする、ということで早期実現が可能な対戦車自走砲として作られたのがこの1号対戦車自走砲です。チェコはナチスに併合される前から優秀な兵器生産国として有名でしたが、その47㎜対戦車砲を搭載しています。小さな1号戦車によく載せたと思います。





 砲を載せるだけではなく、操作員が活動できる空間が必要ですが、後部エンジンの周りに落下防止の金網製の柵もあって工夫のほどが偲ばれます。



   後ろから見ると このキットは意外と芸が細かく、対戦車砲は防盾付きで基部からそのまま載せているのがわかります。さらに左前方の操縦者席には速度計などが並んで配されています。 



 さらに後部を拡大すると、左には操縦者の後ろに水平・俯仰の操作員、右には砲の閉鎖器の操作員が立つと判ります。車内右下にぼんやりと写っている四角い白いものは47㎜の砲弾ラックです。砲員は、なんとか立つだけで身動きできるスペースはほとんどないように見えます。また操縦者は、後ろに立つ砲員がいると車外に出ることはできません。



 あらためて前から見ると対戦車砲の防盾が砲正面の装甲として使われているのが判ります。このコンパクトな自走砲が1943年まで前線で使われたそうです。  



 イタレリのキットは、何とも大らかに、ランナーにズベズダと書かれた部分がありました。OEMなんですね。  


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