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SAAB JA37 Viggen (TARAGUS 1/48)
by
nananiya72 鏡の中の蜃気楼
スウェーデン空軍の迎撃戦闘機JA37であります。 当初、戦闘攻撃機であったAJ37を迎撃戦闘機に進化させた機体です。
※JA37と、AJ37との紛らわしい記述にご注意ください
AJ37としてデビュー当時は世界初の新機軸がてんこ盛りの機体でありました。
ダブルデルタという形式は前作のドラケンにも採用されていましたが、それにカナード翼を組み合わせたスタイルは、ファントム並みのインパクトがありました。
また、戦闘機としては初めてターボファンエンジンを搭載したのも本機でした。エンジンはP/W JT8Dシリーズで、旅客機のB727、DC-9、B737、川崎C-1輸送機などと同様のエンジンですが、ボルボによって、コンプレッサー改造とアフターバーナーが追加され、パワーアップされたエンジンはこのマッチョな機体をマッハ2で飛ばします。
さらに、戦闘機では初めてのスラストリバーサー装備(バックができる)、陸上機では初めて垂直尾翼が折り畳めたり(洞窟やシェルターそして牛小屋にも入る)と、ギミックの多い機体となっています。
エッシーのAJ-37から30年を経てのタランガスの新製品なので、再現度は高いらしいので、キットとしては、優秀なのだと思います。 ただし、完成時の重量に比べて主脚廻りは華奢な造りになっていますので、財力があれば、メタル製のアフターパーツを使うのが良いと思います。
エッシーのAJ37 だったはずのキットが、近年エアフィックスからと、最近はイタレリとプラッツからもJA37として売られています。
これらのJA37は、実機がSH37という複座型用の延長ボディーを使っているのを知ってか知らずか、10㎝長いのは改修されておりません。(1/48だと2mmですけど・・・・)垂直尾翼はJA37のものが追加されてはいますが・・・・・
独特の森林迷彩は文句なくカッコいいのですが、マスキングと塗装が面倒なのです。
これをタランガス版とエッシー版(小改造あり)を2機同時に作りました。
エッシー版はAJ37の近代改修型のJAS37に小改造したものが2022年1月号に掲載されていますので、ご覧ください。
https://www.webmodelers.com/202201nananiya2.html
森林迷彩塗装はKV-107でも作っています。 2018年6月号に掲載されていますので、これも合わせてご覧ください。
https://www.webmodelers.com/201806nananiva.html
手持ちのキットでこの独特な森林迷彩機のものはもうなくなりました。もう作ることはないと思うと、ほっとしますね。
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