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　　　ジェシカー・サンダー　（スケール75　1/12）

by 素組亭気楽

　いつかフィギュアペインティングに挑戦したいと思っていたのである。しかし、通常のプラモデルとは全く違う技能が要求されることは自明であった。
そこで参考にとYoutubeでチュートリアルを探した訳であるが、人間技とは思えない素晴らしい作例がゾロゾロ出てきて、返って気後れしてしまっていたのである。
そんな引き気味の気分を吹き飛ばしてくれたのは、店舗に飾ってあった他人の作品であった。技量的には、Youtubeで見たプロの手による作例と比べるのが酷という代物である。反面、楽しんで塗った雰囲気が伝わる味のある作品だったのである。これで目が覚めたのである。
塗りたいから塗る、で良かったんだよなあ。

こうして初挑戦のフィギュアペインティングとなったわけであるが、いろいろと勝手がわからず何度も塗り直して表面はガサガサ。グラデーションも決まらず、どことなく汚い仕上がりとなったが、それなりに自分好みのお姉さんが出来て嬉しい限りであった。
正直、アニメ以外のフィギュアペインティングは、日本で流行っていないし、今後も流行らないと思うのであるが、細々と続けていく積りである。

　最後に、フィギュアペインティングを志す諸子にアドバイス。
ひとつ、エマルションタイプの水性塗料を使うなら攪拌機は絶対に買うべし。塗る前にボトルを100回振るという悪夢から開放されるのである。
ひとつ、ヤフオク、アマゾン、e-bayで格安販売されているキットは海賊版と思って良い。特に中国・スリランカからの発送となっている物は絶対に買ってはならぬのである。海賊版の品質は推して知るべしである。
ひとつ、気に入った正規キットは躊躇わず買うこと。フィギュアキットの生産・流通は非常に不安定である。再生産があるかどうかさえ誰も判らないのである。だたし、ウォーハンマーのようなプラ製ゲーム用ミニチュアはこの限りではない。

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