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ロッキード　ハドソン Mk.1　(レベル　1/72)

　 by 老人とプラモ

　ハドソンはロッキード社の旅客機スーパーエレクトラを　英国の要求に基づいて改造した沿岸警備用の哨戒・偵察・軽爆撃機です。使ってみると3000㎞を超える航続力と400km/h弱の最大速度を生かしてドイツのU-ボート狩りに戦果を挙げ、ロッキード社の軍用機として初のヒット作となりました。

　横から見るとイルカのような丸っこい線で、爆撃機としては可愛らしい印象です。長距離の速度記録に拘ってきたロ社らしく突起の少ない機体の外観です。が、背中に突き出したボルトンポール銃塔が違和感を与えます。また多くの窓があるのは旅客機からの改造の名残なんでしょう）。

一方、正面から見ると２挺の7.7mm機銃の所為もあってちょっと怖めの顔付です。

上から見ると胴体中央部はストレートの筒ではなく空力重視のようです。銃塔のサイズからするともっと前寄りに配したほうがまとめ易かったのでは、などと思います。主翼端の形はロ社のP-38に良く似ています。

ハドソンの形状をあれこれ思うのはこちらの勝手なんですが、プラモとしてみると実はあまり面白いキットとは思えませんでした。まず、透明プラの整形ムラが酷く、客室窓はどれも霜の花が咲いたようです。

各部品の合いも決して良くありません。小部品の出來は大雑把です。爆弾や爆雷を装備できたことは表現されていません。この写真のままではたぶん高速武装輸送機ですね。このヒコーキはこんな風に出来ていたんだと思わせるところを　このキットからは（小生の技量も含めて）感じ取ることができませんでした。

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