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特集 絶版プラモデルを作る

 ベルX-1マッハバスター (タミヤ 1/72) 

by クラキン



タミヤの絶版キット、1/72 ベルX-1マッハバスターです。


【実機について】
1947年10月14日、チャック・イェーガー大尉の操縦により人類初の有人超音速飛行を実現したロケットエンジン機です。
自力で離陸するのではなく、B-29を改造した母機に吊されて離陸し、高度6100mで切り離された後 ロケット推進で高度12000mまで上昇して水平飛行に移りました。
この時の速度はマッハ1.06でした。
イェーガーはこの後も速度記録更新を続けて、1948年3月26日にはマッハ 1.45という最高速度を記録しました。
映画「ライトスタッフ」(アカデミー賞4部門受賞作)でも描かれています。



【キットについて】
 元々は池袋にあった「ホビースポット U」という模型店が発売していたキットをタミヤが引き取って自社ブランドの「ウォーバードシリーズ」で発売し、金型を改良したりパッケージを変えたりして販売したという珍しい経歴のキットです。
現在はタミヤのHPからも消えていますので「絶版」という解釈をしています。
完成すると全長15cm程の小さなキットです。
胴体パーツはクリアパーツが用意され、コックピットは勿論、燃料タンクや4基のロケットエンジンも再現されていて、スケルトンキットとして作れるようになっています。



【製作について】
 同じキットを箱有りと箱なしで2個ストックしていたので、片方を飛行姿勢で、片方をスケルトンの地上姿勢で作りました。
飛行姿勢の方はチャック・イェーガー大尉が初めて音速を超えた時の1号機「グラマラスグレニス」にしました。機番は6062です。
地上姿勢の方は同じ1号機(6062)ですがラストフライト時の塗装、マーキングにしました。



 製作で一番苦労したのが機体の色です。
オレンジ色であることは間違いありませんが、映画、ネット上の実機の写真などを見ると様々な色合いに写っていて、どれが本当の色なのかがはっきり判りません。
最終的には映画とネット上の写真を参考にキットの指定よりも少し明るい(薄目)のオレンジ色にしました。



キットにはパイロットのフィギュアが付いていないので、飛行姿勢の方はハセガワの別売りフィギュアを流用して乗せました。
パイロットの服装も良く判りませんが、完成するとあまりよく見えないので、かなりの部分想像で仕上げています。



その他は素組みです。
製作期間3週間 製作日数は7日程度です。









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