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特集 英国現用機、民間機
イギリス初期ジェット機シリーズ その3 

グロスター ジャベリン FAW9R(エアフィックス1/48)

  by Nobunaga
彼の国に届けと渾身の力を込めて槍を投げる



 小生がグロスタージャベリンを知ったのは中高生の頃「航空ファン」だったか「航空情報」だったかのグラビア写真を見てからでした。なんて不恰好な飛行機だといっぺんで好きになりました。当時ジェット戦闘機といえばアメリカ機中心でイギリスやフランスの戦闘機の話題が少しと鉄のカーテンの隙間から垣間見る謎のミグ戦闘機くらいで「ジャベリン」はほとんど話題にさえならなかったように思います。
 プラモデルのキットにも恵まれずフロッグやエレールなどが細々と製品化していて48ではダイナベクターさんが出していたくらいでした(この辺りのことは知識がありませんので間違ってるかもしれません)。
 さて、エアフィックスから堂々の48ジャベリンが出て世間ではやっと認知されたかと喜びはしましたが話題も作例も少なく、こちらもプロペラ機の製作が中心で買うこともせず時が過ぎて行きました。
 去年だったか初期ジェット機を作ってみよう、しかもイギリス機でと思い立って少しづつ買い足し在庫も増えてきたので「イギリス初期ジェット機シリーズ」と称して作り始めた訳です。当然48ジャベリンも購入しました。手始めにとエレールの72を作って不出来ながらWEBモデラーズ7月号に掲載させていただきました。何しろジェット機を作るのは初めて!なので勝手が違って戸惑ってしまいました。


ジャベリン最終型のFAW9です。強力なサファイアエンジンとアフターバーナーを付けた逞しい姿です。全浮動式水平尾翼は下げの状態で動きを出しました。
*FAWはFigter-All-Weather(全天候戦闘機)の略です。


エアフィックスはジャベリンの魅力を余すところなく立体化しています。組み立て説明書も分かりやすいですが一部ホゾ穴を広げたりしないと治ら収まらない所もあります。また、当方の雑な工作のせいか胴体合わせの最後のところで段差と隙間が開いてしまいました。


両翼端にでっかいピトー管?が付いてます。これがジャベリン(投げ槍)の名前の由来でしょうか。コックピットはキットのままで十分ですが内部塗装は真っ黒なのでドライブラシなどで機器類を浮き上がらせています。


グロスター社独特のエアブレーキとスポイラーを立ててます。

参考資料:酣燈社 別冊航空情報「英国ジェット軍用機」、モデルアート社「飛行機模型スペシャルNo.40イギリス空軍の戦闘機」、AEROPLANE COLECTORS`ARCHIVE「Early Jet Fighters」他インターネットによる実機写真、作例等



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