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(Photo) Hawker Sea Fury

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ホーカー シーフューリーは、ホーカー テンペストの空冷星型エンジン搭載型をベースに、機体全体をモノコック構造に改め、軽量小型化した戦闘機で、空軍向けの機体は1944年9月に、海軍向けの機体は1945年2月に初飛行に成功しました。しかし1945年5月に欧州戦は終了したため、空軍はキャンセルし、海軍は艦載機のジェット化までの繋ぎとして採用しました。海軍による運用は1947年からで、第二次世界大戦に間に合いませんでした。しかし 輸出に成功し、オーストラリア、カナダ、ビルマ、パキスタン、 エジプト、ネーデルランド、キューバ等で採用されています。
 朝鮮戦争では、英国海軍のシーフューリーがMiG-15を大金星を挙げ、CIAによるカストロ政権転覆作戦(ピッグス湾事件)では、キューバ空軍のシーフューリーが、亡命キューバ人部隊と交戦し、 これを撃退するなど、第二次世界大戦後に実用化されたレシプロ 戦闘機の中で、ベストの活躍をした機体ではないでしょうか。
 今回は航空ショーで花形として活躍したシーフューリーを中心にご紹介します
※ 本稿は博物館の標示、「世界の軍用機図鑑」(コスミック 出版)、Wikipediaを参照しました。

 Hawker Sea Fury F Mk.10 369
 戦争博物館ダックスフォードにて 2009年7月撮影





 個人所有の機体で、航空ショーで目にする事の多い機体です。
 2009年7月の飛行シーンは撮影していませんでした。
 しかし2010年7月の航空ショーで、以下のように撮影しました。
 機名の後のFは戦闘機型、FBは戦闘爆撃型を示しています。















 やっぱり実機の飛行シーンは最高です。
 ネーデルランドの軍事博物館では、シーフューリー FB Mk.51 が、飛行状態で吊されていました。

 Hawker Sea Fury FB Mk.51 64〇3
 軍事博物館(スーステルブルク)      2015年7月撮影




 ネーデルランドはシーフューリーの最初の輸入国で、1957年に
ジェット推進のホーカー シーホークと交代するまで、海軍航空隊
により、空母カレル・ドールマンで運用されました。





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