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(Photo) スタッグハウンド装甲車

by  コルディッツ
博物館実機写真
 スタッグハウンド装甲車(T17E1 Staghound Armoured Car)は、アメリカ陸軍がGMシドレー社に開発させた、全輪駆動の4輪式装輪装甲車です。アメリカ軍はM6の型式名を付与しますが、アメリカ軍では使われず、全てイギリスに供与されて実戦投入されるという、不遇なのか幸運なのか判別し難い、奇妙な運命を辿ります。
 スタッグハウンドは1942年10月から1944年4月までに、3,844輌が生産され、1943年のイタリア戦役から戦場に登場、第二次世界大戦を偵察装甲車として戦い抜き、大戦後は西側諸国や中東諸国に売却され、レバノンでは1980年代まで運用されました。

※ 本稿は博物館の標示、「世界の戦車パーフェクトBOOK」(コス
ミック出版)、Wikipediaを参照しました。


   Staghound Mk.Ⅰ
 陸軍博物館(フリーマントル)にて      2007年2月撮影


 スタッグハウンドは鋳造製の全周旋回式砲塔に37mm M6戦車砲を
装備し、同軸に7.62mm機関銃1挺を配備します。また車体前面にも
7.62mm機関銃1挺を配備します。




 乗員は5名で、甲厚は22mm。最大速度は88km/hで、重さは11.8t
とボービントン戦車博物館の標示にありました
 オーストラリアは279輌が供与され、1970年まで運用されました。



 戦車博物館(ソミュール)にて        2016年8月撮影




 スタッグハウンドを自由フランス軍やフランス軍で運用したのか
どうかまでは、リサーチ出来ませんでした。済みません。







   戦車博物館(ボービントン)にて       2019年9月撮影


 撮影したのはMk.Ⅰのみですが、主砲を3インチ榴弾砲に換装した
Mk.Ⅱ、クルセーダー戦車の75mm戦車砲搭載の砲塔に替えたMk.Ⅲ等、
イギリス軍が独自に改修した車輌があります。



 軍事博物館(ブリュセル)にて        2009年12月撮影
 ベルギー軍もスタッグハウンドを運用していました。




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