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特集 英国大戦機

ソードフィッシュ (タミヤ 1/48)

  by アールツーMt.



 二十年以上も前ですが、喫茶店で読んでいた漫画週刊誌にタミヤのカラー広告でソードフィッシュが載っていて「プラモでこんな複葉機ができるの?タミヤもすごいな」と思ったのと、ソードフィッシュというネーミング(飛行機なのにサカナっ!)が印象に残りました。そのころは模型よりも実車(クルマやバイク)に興味があったのでスルーしていましたが、再び模型の世界に戻ったときに挑戦したいと思い購入に至りました。



 作りにくそうな印象で、翼と翼の間の迷彩の塗装もどうしよう、という感じでしたが、タミヤさんうまくまとめていて、思ったよりも組み立てやすかったです。(難しい物が完成できた、という達成感は大きいですね)
基本は組み立て図通りですが、別売の張線キット(エッチング製)を使用したのと、尾翼との間に渡してあるアンテナ線やラダーコントロール線をウェブサイト情報を見ながら伸ばしランナー線で追加しました。



 胴体回り、翼の組立は特に問題ありません。左右上下の合わせ目もほぼぴったり合いました。
細部表現のためか、成形素材がタミヤさんにしては柔らかい材料を使っているようで、削るのは楽ですが、細い部品は折れやすく注意が必要でした。
あと、オプションの張線キットを取り付けるための穴位置が翼の内側にモールドしてあるのですが、組立図の指示が控えめのため何カ所も見落としてしまい、翼の裏表を接着して張線キットを取り付ける段階で気がついて、仕方なくエイヤッで穴開けした結果、張線にならずちょっとたるんでしまいました。



塗装は、翼と胴体は組み立てず別々のときにしておきました。
まず全体にサーフェイサーを吹き、その後ホワイトサーフェーサー、白スプレーを実施。
次に迷彩面を残して全部マスキングしグレイをスプレー後、迷彩の境界面を1mm幅程度に切ったマスキングテープをジグザグに貼ったあとでダークグリーンをスプレーしました。
続いてデカールを貼った後、つや消しのクリアスプレーでオーバーコートしました。
エッチングの張線は全体を組み立てた後で筆塗りのサーフェーサーを塗布しその上に鉄鋼色を塗装しました。



できあがった印象
写真や絵で見るのと違い、翼の大きさがすごい。鷹や鷲が羽を広げたような、空気をたくさん捕まえている感じがすごい。少しでも向かい風があればふわっと浮きそう。この印象は三次元でみないとわからないと思いました。
また、乗員が搭乗する胴体部が幅が狭い。事前の印象では、真円に近いエンジン部の円筒形がそのまま後ろまで延びていると思っていたのですが、胴体の途中から左右が絞り込まれていて、乗員席が3つあるが飛行中は前後への乗り換えはできないのでしょうか。



写真に写り込んでいるオニヤンマは製作中に偶然家の近くで死んでいるのを見つけた物で、同じく左右2つずつ羽を持つので仲間に見えます。



完成後にはたと困ったのが作ったキットの置き場所でしたが、タミヤさんのキットは完成後も両翼の着脱が可能で、もともとのキットの箱にあり合わせの材料で仕切り板を作り、格納することにしました。


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