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Skoda 35(t) (CMK 1/35)
by 老人とプラモ
1939年にチェコスロバキア共和国がヒトラーのドイツに併合されたことで同国の戦車LTvz.35は多くがドイツに接収され、ドイツ軍規格に改修を受けてSkoda 35(t)となりました。35(t)は兵士からは ドイツのI号、II号戦車より頑丈で信頼性が高いと評され大戦初期のドイツ軍にとって貴重な戦力となります。ポーランド戦、フランス戦では35(t)の有名な写真がいくつもありますね。
東部戦線では、極寒のなかで変速機・ブレーキが作動不良を起こす、ソ連の中戦車・重戦車には太刀打ちできない との理由で1941年中に全車退役。
キットはCMK社のSkoda 35(t)指揮戦車
なんですが、指揮戦車用の細いアンテナの組み立てに自信がなく、車体前部の機銃の部品も入っていたので、通常の35(t)として組み立てました。キットには戦車としての装備品が全く付属していないのでジェリ缶と野営具を適当に後部に載せました。
35(t)と歩兵(キットには入っていません)との共同演習の情景です、逞しく見える35(t)も人物と比べるとやはり軽戦車の大きさであると判ります。
フランス戦で草原を行く35(t)の実写ではジェリ缶は簡単な固定具を使って縦に重ねています(作例ではジェリ缶にベルトがモールドされていたので横に並べています)。
履帯の脱落防止のための起動輪と誘導輪のツバが面白いですね。後部のエンジンカバーの辺りがノッペラボウに見えるのは小生の工作技術の及ばないところです。エンジンカバーは上部に放熱の穴が無く、オーバーヒートを防ぐためか開放状態の写真も多く見られるので、上にモノを置くわけにはいきません。
小生には足回りは大変作りにくく思えましたが完成してみると1930年代の機構設計の雰囲気が感じられて楽しめました。
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