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特集 アメ車 クラシックカーから現代まで

CADILLAC 1964 (JO-HAN 1/25)

  by GRIFFON



ゴージャス!!
1964年(昭和39年)にアメリカでは、こんな車が普及していたとは・・
日本初のオリンピック 新幹線が開通の年とはいえ
日本では自家用車を持ってる家は少なかった・・
当時のアメリカの豊かさの象徴です。
しっかし、でかい・・・



JO-HAN・・・懐かしいMODEL MAKERです。
WIKIによると
JO-HANやAMTのCAR MODELは1950年代にCAR MAKERの
販売促進用の、オマケからSTARTしたようです。
(実車のカラーサンプルでもあった)

1950 年代、米国の自動車メーカーは、AMT や Jo-Han などの
サプライヤーに自社の自動車のモデルを発注していました。
自動車販売員の、当時のスローガンに
"the little ones sell the big ones"
「小さなものが大きなものを売る」があります。

オマケのCAR MODELでKIDSを釣って親を
SHOW ROOMに誘い 車を買わせる
「エビで鯛を釣る」ということです。

ライトがバンパーPARTと一体なのは、その名残なんでしょうね
オマケなんですから・・・



このKITが、いつ発売されたのか判りませんが
かなり古い物なのは間違いないです。

とはいえ、ENGINE付きでBONNETは開くしMOLDも細かく
TYREもRIBBON付 CAR MODELとして一級品です。

しかしSCALE 1/25は・・
1/24スケールは、1フィートを1/2インチに縮小する縮尺であり
(1/2インチスケールと呼ばれる場合もある)
その後のCAR KITの多くが1/24を採用しています。

どうして、こんな事になったのか・・
https://carsmeet.jp/2023/04/08/282587/
を見て、初めて理由がわかりました。
実車の1インチを模型の1ミリメートルに読み替える独特の縮尺法
始まりは1/25.4 だったのです。

とはいえ
AMTやJO-HANなどが1/25なので他の1/24MODELとの統一性が
無くなってしまうのは困ったものです。
REVELL なんか1/24と1/25が混在・・どうしようもない。



ですが自動車大国アメリカ、この当時でも
日本の昔のCAR KITのような上げ底インテリア/板シャシではありません。
CAR MAKERからの要請で始まったAMERICAN KIT 最初から正確な
縮小MODELを要求されていたのです。

60~70年代、日本の粗末なCAR KITと比べ精巧なAMERICAN KITは
あこがれの的でした。

値段も、それなりで当時 国産KITの1000円未満に対し(500~600円が多かった)
2000~3000円くらいで高嶺の花でした。



販売促進用の、オマケの時代を過ぎても
正確な縮小MODELの伝統は、その後も引き継がれ
Sun visorやフロアのTextureまで手を抜かないのは
立派なものでした。

CLASSIC CAR KITで金型の仕上げが超一級
「塗装しない方が美しい」とまで言われた物もありました。

そんな、アメリカにも1/24の予期せぬ刺客が現れました。
https://carsmeet.jp/2023/08/12/308617/?all

長年、不思議に思っていた1/25の謎がとけました。
NETで根気よく探せば情報が得られる・・
昔から考えたら夢のような事です。


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