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特集 アメリカ空軍機、民間機 

North American F-100 C (PM 1/72)

by  コルディッツ
博物館実機写真

 52年前の中学2年生の時に、フロッグ1/72のF-100 Cを購入して、指定のデンマーク空軍機を作り、満足しました。その後フロッグのキットはハセガワの金型を使った物と知り、道理で組立が楽な訳だと、一人納得していました。ここ最近、ハセガワのキットでデンマーク空軍のF-100をまた作りたいと思い、キットを探すも見つからず、そのうちPM社1/72のF-100 Cを見つけました。同社はフロッグの金型を集めているようなので、ハセガワの金型だと直感して購入しましたが、直後、そんな金型管理はないだろうと気づき、積みプラになりました。そして今回の特集は、本キットの成仏の絶好の機会なので、積みプラから復活させたものです。


 調べてみたらハセガワは1969年にF-100を開発し、フロッグは1970年にデンマーク空軍版リリースでした。そしてPMのF-100は、1992年にパイオニア2開発の製品と分かりました。パイオニア2はハセガワ(かフロッグ)のコピーをしている筈、と自己中丸出しの期待をしていました。(ハセガワ様、ご免なさい)
 パイオニア2ーPMのキットは、ハセガワのを参考にしているようですが、コピーではありません。それ故か左右胴体、上下主翼、胴体と主翼の間等に次々と隙間が出現し、パテ埋めに狂騒する日々が続きました…
 指定塗装は銀塗装の米軍とトルコ軍、ベトナム迷彩のトルコ軍の3種で、パテ工作でキットの表面を荒らした上に、元々銀塗装に自信がないので、迷彩機にしました。この機体はイスタンブール航空博物館に展示のF-100 C 54-2089機 その物です。


 撮影は2019年3月です。F-100 Cから空中給油用の受油プローブが増設されますが、プラモはランナーからプローブを切り離す際にパイプを折り、マッ青でした。展示機にプローブは設置されていないのに気が付き、安心してプローブなしとしました。


 トルコでは、1992年にパイオニア2が開発したF-100 Cの金型で、デカール替えで頑張っている訳ですが、キットの質は1969年開発のハセガワの方が高いと思います。日本製プラモデルの海外展開を望む者としては、人口ボーナス期のトルコは格好のマーケットのように思えますが、中国や韓国のメーカーに、きっと先を越されたような気がします。  





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