　　Home >　(Photo) スカイレイダー＜博物館実機写真＜2023年11月号

(Photo)　スカイレイダー

by　コルディッツ

博物館実機写真

　ダグラスA-1スカイレイダーの原型機XBT2D-1は、1945年3月18日に初飛行に成功しましたが、第二次世界大戦には間に合いませんでした。艦上爆撃機と艦上攻撃機を兼務する本機は、1946年に「A」ー攻撃機の記号が付与され、AD-1スカイレイダーと呼称されます。
　スカイレイダーは爆弾搭載量が3,130kgと大きく、低速域での運動性能が良く、朝鮮戦争、ベトナム戦争で大活躍します。海軍と海兵隊、空軍の外に、イギリス、フランス、南ベトナム等でも運用されました。
　今回はダックスフォードのエア・ショーでのスカイレイダーを中心に、紹介させて頂きます。
※　本稿は博物館の表示とWikipediaを参照しました。

　　　以下4枚は2009年7月、ダックスフォードにて撮影
　Douglas AD-4NA 126922　

　　402はシャトルワース・コレクション所属機です。

　 Douglas AD-4N 124143

　　205はジャン・パティスト・サリの所属機です。

　以下4枚は2010年7月、ダックスフォードにて撮影

この日は3機のスカイレイダーが飛行しました。どの機だったのかは不明です。　

この日の3機のスカイレイダー。手前のフランス空軍機（AD-4NA 127002）の軍事コード20-LNで、フランス、ル・アーブルで個人所有のようです。　

124143は、撮影の翌年7月のダックスフォードのエアショーで、
P-51 Big Beautiful Dollと空中接触しました。P-51は墜落し、操縦士はパラシュートで脱出に成功。スカイレイダーは右翼に損傷を受けましたが、安全に着陸しました。YouTubeに事故時の動画が公開されています。下の写真は接触したP-51と思います。

　　Douglas AD-4N 124143
　サリ航空博物館（la ferte Alais）にて　　　2016年8月撮影

124143機は飛行可能な状態にあります。戦火の中で頑丈振りの伝説を積み上げて来たスカイレイダーに、2011年7月の接触事故は新たな伝説を加えたのでしょうか。

　　最後にアメリカ本土で展示されているスカイレイダーを紹介
させて頂きます。
　Douglas AD-4W　 127922 2013年4月撮影
　空母ミッドウェイ博物館（サンディエゴ）にて

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