　　ニューポール17（1/32フルスクラッチ紙模型）

　　by TOSHI

　WW1のフランス戦闘機「ニューポール17」の1/32模型を厚手のコピー用紙を主な材料に作りました。
コピー用紙以外に副資材としてステンレス針金やアルミ線、木綿糸を使っています。骨格模型を基本に今回は左右で表現を変えてみました。
実機は1916年3月の実戦投入時は高評価でフランス以外でもアメリカ、イギルリス、ロシア帝国、イタリア等多くの国で使われています。ドイツも鹵獲した本機をコピーしてエンジン以外はほぼ同一の「ジーメンス・シュッツケルトD.1」を製作しています。

下翼の幅が狭い「一葉半」形式です。下翼は1本桁のため飛行中に分解することがあったようです。上翼とは構造が大きく異なりますね。

エンジン本体とプロペラが一緒に回るロータリーエンジン（ル・ローヌ9J）です。模型はエンジンの外周部を省略してカウリングとの干渉を防いでいます。カウリングの開口部は実際より少しおちょぼ口ですね（笑）。カウリングのような形状を紙で綺麗に作る方法は更に検討が必要ですね。

投稿済みの「ソッピースキャメル」「フォッカーＤr.1」と並べてみました。主翼の補強方法はフォッカー機に似ていますね。
これで1/32紙模型が29作完成しました。30作目の「モランソルニエL型（12月号に投稿します）」が完成したので当初の目標は4年弱で達成したことになります。2023年の残り2か月は久しぶりに1/12エンジン紙模型を作ることにします。2024年は「水上機、飛行艇」を年間テーマを決めての紙模型製作に取り組もうと思います。

　　Home>ニューポール17（1/32フルスクラッチ紙模型）＜フルスクラッチビルド＆ソリッドモデル＜2023年11月号

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