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特集 アメリカ大戦期のAFV

  M24 チャーフィー戦車(イタレリ・タミヤ 1/35 )

  by 入江健次



 先月に引き続き映画ネタで申し訳ございません。先月のM47と同じく「バルジ大作戦」から、今度は米軍側のM4シャーマン戦車役のM24チャーフィーです。ややこしいですが。



タイガー戦車役のM47は結構作例も見かけますが、テリー・サバラス演じるガフィー軍曹の乗車「バーゲン・ベースメント」はほとんど見かけませんね。戦争中にもかかわらず、戦車にお酒やたばこ、香水、パンストなどを山積みして商売されているガフィー軍曹でしたが、この戦車をいつか形にしたいと思っていたのです。



今回はイタレリの型にプラの履帯と荷物をセットされたタミヤの製品を使用しました。
特にいつも通り素組で、コマンダーズハッチを開閉式にしたぐらいです。
一番面倒だったのは、積まれている商品で、重要な小物ですが、ジープをよけて脇によったら落っこちてしまったワイン?を作ることでした。最初はミニアートから出ているお酒のセットなど使おうかと思いましたが、価格が高くやめました。昔のシェパードペインさんのようになんでも自作するのがモデラーなのではと思い、透明ランナーを削ってビンの形にして、クリアーレッドを塗り重ね、キャップを黒で塗って白いマスキングテープでラベルを貼って完成です。5,6本作ってめげました。BARGAIN BASEMENT号には無くてはならない小物です。これで写真を撮ったら映えますね。



戦車の塗装は、あまり米軍らしくない色調のグリーンとブラウンの2色迷彩です。エアブラシで吹いて星のデカールを車体の前に貼って、砲塔に、一番重要なマーキング、BARGAIN BASEMENTそしてSAM GUFFYのサインとPROPRIETORと細い面相筆で書いてから、タミヤのエナメルで墨入れ、その後艶消しブラックで塗装のはがれをちょこちょこといれます。



ところで皆様は面相筆は何を使いますか?私はどこで買ったか判らないのですが、SEIUNDO 2/0という赤い太い柄の物を使っています。1,000円の値札が貼ってあります。まったく先がへたらず、ばらけず、とても気に入ってます。見つけたらまた買います。



沢山の車載物の制作で疲れましたが何とか完成です。また昔の戦争映画でも見たいですね。私は日本酒でも飲みながら。



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