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特集 ドイツ機

Bf109F-4 No.1Sqn SAAF (HASEGAWA1/32)

  by E.H.NOBU


HASEGAWA1/32 Bf109F-4 No.1Sqn SAAF


 皆様、あけましておめでとうございます。 E.H.NOBUです♪
Webmodelers 新年1月号の第1特集は”ドイツ機”
ドイツ機といえばメッサー!
ならばと前々から作ってみたかった Bf109F-4 No.1Sqn SAAF 鹵獲機を
田口編集長オススメのハセガワ1/32キットで作ってみました。
キットは沢山持っているのに恥ずかしながら今回初めて製作いたしました。
田口編集長オススメの言葉通りストレスフリーで素晴らしい組みあがりでした。
コレは実機同様に量産向きですな。



南アフリカ空軍に鹵獲された Bf109F-4 Trop です。
今回は特集に合わせてこの機体をハセガワの1/32キットで再現したいと思います。
もちろんデカールはありませんので今回もシルエットスタジオでデータを作ってから
カッティングマシンでマスキングシートを作ります。
幸いにもこの機体は色々な角度から撮影された画像がありますのでデータ作りには事欠きません。



実機画像を詳しく観察してみると
コードレターAXの文字が機体のテーパーに沿って
左右で角度が違っていることや
?の文字は左右で同じように見えること
それぞれの記入位置などとても興味深いです。
ラウンデルの中心の色は赤色とされるスピンナーとは明らかに明度が違うので
南アフリカ空軍らしくオレンジ色にするのが正解なようです。
機体上下面色もかなり明るく見えますので
オリジナルカラーに似せて自分たちの手持ちの色で
リペイントされていると思われます。
この写真ではプロペラはマルセイユ機同様に砂塵で激しく塗装が剥がれていますね。



更に数枚の画像から得られたこの機体の特徴として
エンジンカバー左右前端にはG型にある小スクープがある。
ただし機首オイルタンクには小スクープはない。
風防には防弾ガラスがある。
主翼下面にラウンデルあり。
風防右側にはピストルポートがある。
後部風防付近の手掛けには赤縁がある。
ラジエーターフラップの上面とウォークウェイ近辺には何やら文字がある。
ハッキリと読み取れませんがたぶんオリジナルっぽい等々です。

今回は雰囲気を盛り上げる為ディスプレイベースも作ってみました。
百均で買ったコルクボード(30㎝x30㎝)の桟を着色してから
タミヤの情景テクスチャーペイント・ライトサンドを塗り込み
アクセントにレンガを砕いた小石をちりばめてみました↓


では早速コックピットから組み立てて参りましょう。

意外と良く見えるフットペダルのベルトは板鉛。
送油パイプは視認用ガラス部分をクリアーランナーに置き換え↓


こちら側も少しだけ部品を追加してディテールアップ↓


コックピット後部の収納庫フタにはプラペーパーでベルトを追加↓


機首カウルに取り付ける機銃は
後付け出来るようにエバーグリーンのプラパイプで
ブラストチューブのようなものを加工して取り付けました↓


閉じたスラットと主翼下面に大きな段差が出来ましたのでプラ板を貼って整形しました。
主翼下面の不要なスジボリは説明書に従って瞬間接着剤で埋めておきます↓


機首カウルに出来た不要な接合ラインも瞬間接着剤で埋めて整形ずれているスジボリを修正します↓


小スクープは位置と大きさをハセガワのG型のキットを参考に
エバーグリーンのプラパイプとプラペーパーで自作します↓


エンジンカバーの整形が済んだところでエンジンカバー後縁にあるシール部分が
スムーズに繋がっていないのとその表現が左右、上部全てマチマチなので
半円断面のプラ材で作り直しました↓


垂直尾翼のアンテナマストは力がかかる部分なので
金属に置き換えます↓


更にこちらの部材で追加工作を施しました↓


0.3mmの洋白線を差し込んで瞬間接着剤で固定します↓


キャノピー側のアンテナマスト先端部分も
0.3mmの洋白線を使って引っ掛け部分を作っておきます↓


国籍マークは全て塗装ラウンデルの中心はオレンジ色↓


ピトー管はキットのパーツを参考にしながら
1.1mmの真鍮パイプに1.3mmの真鍮パイプで
先端部分の段差を付けてから
0.8mmの真鍮パイプを差し込んで半田付けし
先端を丸めて出来上がりです。
主翼に瞬間接着剤で少し下向きに接着したら
塗装に備えてプライマーを塗布しておきます↓


コードレターも塗装しあちこちマスキングしたら機体の塗装です↓


スジボリに沿って塗料が回り込んだり
不足したりしている部分がどうしてもあるので
このあとチマチマと修正します。


キャノピーのマスキングにはいつもの
マスキング販売さんのこちら2種を使いました。
風防を4種類から選べるのですが
今回使用したのはピストルポートあり、換気用小窓あり、防弾ガラスつき
なので画像の2種類のマスキングが必要となりました↓




キャノピーを取り付けるには
先に照準器を付けておかないといけないので
照準器を塗り分けて計器盤に接着します。
この時照準器と計器盤を繋ぐ
電源コードをエナメル線で追加しておきました↓


キャノピー中央部には開位置制限ワイヤーと
ショックアブソーバーがあり開位置にすると目立ちますので
ワイヤーはリード線でショックアブソーバーはギターの弦#3で
自作追加しておきます↓


ワイヤーの長さを決めるのに苦労しましたが
開位置ではキャノピーの糊代も心もとないので
ワイヤーがある方が実機同様強度が出て良かったと思います↓


アンテナ線のテンション調節のスプリングは
ギターの弦#3、碍子はUVレジン。
碍子のカバーはプラ板をライターで炙ってから
針で突いて尖った部分を切り取ったものです↓


HASEGAWA1/32 Bf109F-4 No.1Sqn SAAF 完成です。
















本年も最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
2024年もどうぞよろしくお願い致します。


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