異形のミーティア

　　by Nobunaga

１、グロスター　ミーティアMk.8プローンパイロット（スペシャルホビー１／７２）
２、グロスター　A.W.ミーティアNF Mk.14 (マッチボックス１／７２）

腹ばいで操縦するなんて楽なんだか怖いんだか

　プローンと言うのはうつ伏せという意味です。腹ばいと言ってもいいでしょう。空気抵抗を減らしパイロットのG重力加速を低減する効果を狙ったようですが結局効果より不便さの方が優っていたようで採用されませんでした。
　キットはMk.8の機首先端部分と尾翼部分をすげ替えるようになっています。先端部分には計器類や操縦桿、腹ばい用座席を取り付けます。銀塗装ですのですげ替え部分の接着には気を使いました。

プローンパイロットのキャノピーは写真を基に開けました。

ネットで拾った図です。何だかシートベルトでがんじがらめですね。フットペダルは後ろ足で操作するようです。　

短い主翼が異形（いぎょう）を際立たせています。

両主翼先端は厚みがあってもっさりしているので少し削りました。主翼後縁も下面側を削って厚みを消しました。

最後のNF（ナイトファイター）は天狗のお面のような長い鼻が自慢です。

　かなり古いキットです。パネルラインは細い凸線です。一応筋彫りをしましたけどあまり正確なラインではないので事前にリサーチをした方が良いですね。特に長っ鼻の部分は複雑です。一番の問題は胴体断面が丸ではなく矩形で全体が痩せぎすでなんともしょぼい感じです。機首のレドームと胴体の繋ぎが合いません。プラペーパーを巻いて平滑にしました。
　デカールは全然ダメで途方にくれていたら先日クラブの忘年会でのプレゼント交換でなんと72のNF11/12/14コンパチキット。マッチボックス／レベルのキットが当たってそちらのデカールを使いました。

F3（サイバーホビー１／７２）と比べると異形ぶりが分かります。

参考資料：VALIANT出版Airframe Album15『The Gloster/A.W.Meteor」のほかインターネットによる実機写真、作例など。

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