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フルスクラッチビルド & ソリッドモデルの製作

オーバーウーゼルU.1エンジン(1/12フルスクラッチ紙模型)

  by TOSHI

 あけましておめでとうございます。昨年同様1/32の古典機と1/12の航空レシプロエンジンのフルスクラッチ紙模型を紹介します。プラモデルとは違ったユルーイ世界を楽しんでいただければと思います。

フランスのグノーム設計のロータリー式エンジン(グノーム9B デルタ 100馬力)をWW1開戦前にドイツのオーバーウーゼル社がライセンス生産したものです。当時の工業技術の差からオリジナル版より性能は劣っていたようです。
その後複列14気筒160馬力の「オーバーウーゼルU.III」に発展しますがロータリー式ではそれが限界でした。こちらもオリジナルは「グノーム14気筒ラムダ-ラムダ」エンジンです。


2023年11月に横浜で開催されたフライング・ワイヤーズの「複葉機の作品展2023」に出展したフォッカーE.IIの搭載エンジンとして追加製作したものです。
フォッカーE.IIは2023年7月号に投稿させていただきました。


いつものように厚手のコピー用紙を切ったり貼ったりして整形しています。




竹楊枝を芯に大小の円板を積層してフィンを表現しました。


プッシュロッドやプラグコードを追加して完成です。




実機同様にエンジン本体が回転します。各気筒のフィンピッチはそれなりに揃って出来上がりました。








右は1920年代を代表する「ブリストルジュピター7F」エンジンです。ロータリーエンジンでは不可能だった580馬力の最高出力を誇ります。
こちらは2022年11月号に投稿させていただきました。
ライト兄弟の手作りエンジン(1903年 12馬力)からBMW-801(1940年量産開始 1560馬力)までの航空レシプロエンジンの歴史を1/12紙模型で辿る試みも終盤になってきました。


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