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特集 ドイツ機

  アルバトロスDIII Oeffag(ローデン 1/72)

  by 入江健次



 今月は、地味な機体を、いかに表現するかというテーマで、派手な塗装の多いアルバトロスの中でも工場から出てきたままに最小限のマーキングのこの機体としてみました。
オーストリアのオイファーグ社製で、ライセンス生産で本家より性能が良かったみたいですね。ただ地味な塗装が多かったかもしれません。



キットはウクライナのローデン社製です。
素材がやわらかいプラスチックで細い部品は折れやすかったです。私も足の支柱を折ってしまいました。削ったり、やすりをかけたりはしやすいです。



制作は合せも良く、パテなどは胴体の合せに使ったぐらいです。
一番難しかったのは下と上の翼を支柱で上手く合せるところで、複葉機はこれがいやですね。



塗装は胴体は木製でニス仕上げでは無かったかもしれませんが模型の見栄えで艶有りのニス仕上げとしました。サンドベージュの下地に、木目を濃い目の色でドライブラシ的に見栄え良く掛けて、そのうえからクリアーにクリアーオレンジをちょっぴり混ぜて筆で重ねました。エアブラシの方が安心ですが、このぐらい小さければ筆でいけると思って。
すべての翼は布を張っただけの様で、バフ塗装です。少し濃淡をつけてアクセントをつけました。



プロペラも同じような手順でもう少し暗くしました。同じ塗装で各支柱も仕上げましたが、こちらは間違いです。支柱は木製ではなく金属製みたいです。

全部塗装出来たら、翼を組む前に墨入れをして、細部も仕上げておきました。
そしてデカールですが糊がとても弱かったので木工ボンドを薄めて使いました。



翼も組めたら、複葉機の宿命の張線ですが、私は上手くテグスを張ったり出来ませんので、ディバイダ―で距離を測って、伸ばしランナーを張っていきます。少し太くなりがちですが、こちらの方が簡単です。
出来るだけ細く見せたいので暗めのメタリックグレーで塗って完成です。
時々、地味なのに存在感のある完成品を見ると、上手いなーと思い、自分もいつかはと願うのです。



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