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ド型無人局地戦艦 (バンダイ 1/1000)
by 寿
バンダイのキットは超絶技術で製造されていて、さくさく作れるから素敵。作るのに気負いなんて一切不要。塗装のことだけ考えればよろしい。お気楽モデリングにはもってこいのプラモであります。
今回作ったのは宇宙戦艦ヤマトの主力戦艦で、ド型などとのたまってますが、わたし的には艦橋の無い「俺様的ドレッドノート級」です。
そもそもドレッドノート級主力戦艦っていうのは、ヤマト級の量産型戦艦のはず。なので寸法的にもヤマトと同等サイズにしたかった(「波動砲口がデカ過ぎる」「アンドロメダより目立つ」って理由で途中で変更されて、最終設定では二回り以上小さい)のですが、しかしそうなると滅茶苦茶手を入れなければなりません。「ほぼスクラッチ」の状況になってしまいます。それはチト荷が重い。お気楽モデリングに反するテーマであります。そんな経緯で今回はサイズに関してはノータッチ。この大きさで妥協したという次第です。
そもそもコレは去年の静岡ホビーショウ向けに四日で仕上げたものです。納期に間に合わせるための突貫工事品。なのであんまり時間が掛かるのはマズいのです。完成を目指す為には欲張りすぎはアカン、ってことですよね。ほどほどのトコロで妥協せねば。コレは次回のための叩き台。完璧品はまた後日であります。
でもそうやって叩き台だの練習用だの、そんな完成品ばかりが増えてゆくような・・・・果たしてコレは気のせいなんでございましょうかね?まぁ人生は、トライ・アンド・エラーの積み重ねの上に成り立っております。故に趣味にもそれが反映されているというコトなのでしょう。
己の理想に辿り着く道のりは、遙かに長いものでありますなぁ。
製作の詳細
(写真1)麻宮騎亜先生のボックスアートでございます。制作意欲も盛り上がって良い箱絵なんですけれど、最近はキットそのものが入手難でプレミアムが付いているみたいです。確かにいいキットだけれどもなんだかなぁ~
いつでも手に入るという安心感も大事だと思うんですけれども、「テンバイヤー」なるものが色々邪魔しているようで、生産を控えているのだとかなんとか。窮屈な世の中であります。
(写真2)取敢えず全体のシルエットを見たいので、ぱぱぱっと組んでみる。お腹の下のバルジにはレーダーマストが付く予定なので、適当なドロップタンクをぺたり。
(写真3) 魅惑の波動砲口。でもわたし的には余りにも大きすぎる。なので左右2ミリずつ計4ミリ縮めておちょぼ口にしております。
でもコレでもデカいんだよね~ホントはもっと小さくして開口部面積を1/4くらいにしときたい。そうなると船体にも手を加えなければならず大工事になるので、「今回はこれくらいでカンベンしてやる~」であります。
(写真4) 艦橋レスの船体なので、開口部をプラ板で塞いでテキトーなジャンクパーツで埋め合わせ。お腹の下のバルジに付けたドロップタンクの片割れもついでにぺたり。無人艦って設定なので居住区画をオミット出来るから、同じ能力でも全体的に小型化が可能って訳ですよ(転じてブリッジ要らない)。一番砲塔も全体的なバランスから撤去しております。押し出し感よりも端正さ重視、ってことで。
全周回砲塔が二基もあるから砲塔減っても大丈夫だよ。射界も広いし追随能力も上がったし、後方への砲力は増しているし、何より軽量化にも貢献だ。実体弾の弾庫が圧縮出来て対抗性上がったぞ。製造コストも下がって量産にも適してます。
充実した性能と程よい価格を高次元で成立。この性能でこのお値段。なんとコストパフォーマンスに優れた船なのでしょう。さあ今すぐに此処へご連絡を!
でもまぁ作品見る人からしてみれば「知ったこっちゃねぇ」って話ではあるのですけれどもね。
(写真5) 艦橋が無いのでヤマトの世界から逸脱しそう。なので船体下部のスタブウィング(だよね?)をレーダーマストにでっち上げ。まぁこれでシルエットだけでも艦橋っぽくなるかな。
(写真6) 取敢えず影になる部分にぱぱっと黒でシャドー吹いとく。まぁこんなもんかのう。防空用のパルスレーザーもお腹の下にちょんちょんと追加で。
(写真7) 下塗りにブラックグレーをぷー。
(写真8) 全体にエアクラフトグレー吹いて白帯塗って、スミ入れ後にデカール貼ったら完成です。舷側の艦ナンバーは適当なジャンクデカールからチョイスしてきました。艦種別コードはドレッドノートクラス・AI・ディフェンス・バトルシップ(DADB)ってところでしょうかね。うーん、厨二病くすぐる設定じゃね。え、そうでもない?
まぁどうでも良いよ。作品は完成したんだし。
さて今年はどの宇宙戦艦作りましょうかねぇ。
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