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(Photo) ATR 42

by  コルディッツ
博物館実機写真
 フランスのアエロスパシアルとイタリアのアエリタリアが立ち上げた共同事業体ATRは、ターボプロップ双発旅客機ATR 42を開発しました。同機の初飛行は1984年8月16日で、今年は生誕40周年となります。ATR 42は滑走路の短い地方空港での運用に適切な機体として開発されたので、我が国では日本エアコミューター、天草エアライン、オリエンタルエアブリッジ、北海道エアシステムが導入し、地域の重要な架け橋となっています。

   ATR 42-600 JA11HC
 釧路空港にて 2021年5月撮影


 北海道エアシステム(HAC)はこれまで運用していた(私の大好きな)サーブ340を更新する機体として、2019年12月にATR 42-600を導入開始し、2020年4月から丘珠空港-釧路空港と丘珠空港-函館空港で運用を始めました。





   機体後方左側の乗降用ドアから乗員乗客が搭乗します。



   座席数は48席です。


   座席配置は2✕2で、座席にモニターはありません。


   安全のしおり


   釧路空港を離陸! エンジンはプラット&ホイットニー カナダ
(P&WC)127 Mで、推力は2,400shp。


 プロペラ機はジェット機と比べて低空を飛行するので、地上の
状況がよく見えるので好きですが、この日は生憎雲海で地上は見
えませんでした。プロペラの回転が力強いので、ジェット機より
も強力に見えて、安心と思う時があります。


 丘珠空港に着陸。飛行時間は約50分間。釧路駅から札幌駅まで
特急列車で約4時間。ヒコーキの距離を縮める働きは大です。


   機体左側後部のステップ。




  降着装置は全てダブルタイヤで、主脚はバルジに収容されます。
 主脚扉は車輪を剥き出しにする形なのがユニークです。
 丘珠空港は新千歳空港よりも札幌市内に近いのに、アクセスに
手間がかかるので、使いづらい印象があります。やはり福岡空港
やヒースロー空港、フランクフルト空港のように地下鉄の延伸を
望みます。



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