Home > (Photo) Kawasaki T-33 in 美幌<博物館実機写真<2024年2月号

 

(Photo) Kawasaki T-33 in 美幌

by  コルディッツ
博物館実機写真
 北海道の美幌町にある町営美幌航空公園に1機の川崎製T-33Aが展示されていますが、以前はバートルV-44、ベルHU-1B、ノースアメリカンT-6、富士重工製T-34A も展示されていました。
 5機展示されている頃はJR線乗り潰しに夢中で、石北本線美幌駅から徒歩約1時間、公共交通機関はなさそうな所に行く気になれませんでした。悲願の乗り潰しを完了し、やっとレンタカーで線路に縛られずに拝観できるようになったら、残機1機と知り、残念ではありましたが、仕方ありません。2022年9月にレンタカーで美幌航空公園を拝観して参りました。
 高校生の頃、いつの日にか海外に行きレベルやエアフィクス、フロッグ、エレール、イタレリ等のキットを買い漁る夢を抱き、実際に海外に行き始めたら、タミヤとハセガワのキットばかり目にした時の、裏切られた感が蘇りました。

    Kawasaki T-33A 81-5387
 美幌航空公園にて 2022年9月撮影



 T-33はロッキードP-80シューティングスターから発展した複座
のジェット練習機で、6,557機が生産されたベストセラーです。
 アメリカ以外にも広く西側諸国で運用され、我が国に於いても
川崎重工がライセンス生産で210機を製造し、航空自衛隊に納入
しています。


   「8」の3時方向の穴は残念ですね。




   美幌航空公園は網走川の堤防の上にあります。かつて美幌町に
帝国海軍の美幌第一航空基地があり、現在は陸上自衛隊駐屯地に
なっていますが、そのような経緯から自衛隊の退役機が野外展示
されていました。1976年に造成され、2016年に前述の4機が航空
自衛隊に返還されています。




 僅か1機の本展示機についても、今後展示を継続できるかは問題
になっています。少子高齢化と財政難は、こうした所に出没して
いますね。







  美幌駅から車で15分位と記憶していますが、女満別空港からも
近く、5機も展示されている時代に拝観しなかったことが悔やまれ
てなりません。





 北海道大空町にあった旧帝国海軍の美幌第二航空基地は、現在
女満別空港になっています。同空港は東北海道観光に欠かせない
拠点ですが、一番近いJR石北線の西女満別駅は、直線距離800m
と本当に近いのですが、森林に潜み、道路からの出入口が見え辛
く、公共交通機関はありません。空港からはレンタカーかバスで
網走駅や北見駅に向かうことをお勧めします。

 西女満別駅舎 2022年9月撮影



Home >(Photo) Kawasaki T-33 in 美幌<博物館実機写真<2024年2月号
Vol.186  2024 February.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」


プラモデル模型資料記事


TOTAL PAGE