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  ロッキードベガ5b (ドラウィングス 1/48)

by クラキン


【アメリア・イヤハートとロッキードベガ5bについて】
<アメリア・イヤハート>
 有名なアメリカ人女性飛行家で、リンドバーグに次いで1928年に女性としては初めて大西洋単独横断飛行を成功させました。
1937年には世界一周飛行に挑戦しましたが、同年7月2日にニューギニア島ラエからハウランド島へ向う途中の南太平洋上で消息を絶ち、帰らぬ人となりました。
2010年にヒラリー・スワンク主演で映画化されています。
詳しくはこちらにて。
アメリア・イアハート - Wikipedia



<ロッキードベガ>
 1927年に初飛行したロッキードの民間用飛行機で、木製モノコック構造の高翼単葉固定脚機です。
旅客機として設計されましたが、座席数が5~6席と少なかった為に旅客機よりも記録飛行機として有名になりました。
450馬力の空冷星形エンジン1発で最高時速300km/h近くが出たそうです。
記録飛行としては1928年にイヤハートが5b型で大西洋単独横断飛行を成功させたのに次いで、1931年にはウィリー・ポストがナビゲータのハロルド・ガティと共にベガ5c型で世界一周飛行を成功させました。この時の機体が「ウィニー・メイ号」と名付けられています。

Lockheed Model 5B Vega | This Day in Aviation


【キットについて】
ドラウィングスの1/48です。
2021年に同じベガの5c型でウィニー・メイ号がリリースされましたが、翌年の2022年に5b型のイヤハート機がリリースされ、この両方を購入しました。
全体のシルエットなどの雰囲気は申し分ないと思います。
コックピットとエンジン、主脚周りは十分なディテール表現でパーツの合いも良好です。
特筆すべきはデカールで、透けも無く、発色も良く、曲面にピタリと馴染む秀逸さです。









唯一の欠点は機内パーツと胴体パーツの相性が悪く、隔壁パーツを削って調整しても胴体左右のパーツを貼り合わせるとかなり大きな隙間が出来てしまうので、ここはプラ板で埋めるなどの対処が必要です。
その他、機体のパーツには合いが悪くて削るなどの調整が必要な箇所が多数ありますが、大きな問題ではありません。
キャノピーなどのクリアパーツ塗装用のカット済みマスクシールが付いているのも大助かりです。

隙間ができる胴体左右パーツ






【製作について】
基本的には素組みですが以下の点だけ手を加えました。
・ピトー管、主翼上面の吊り下げフック、コックピットへの乗降ステップを真鍮線に置き換え
・金属で出来た尾翼の一部とエンジンカウルにリベット打ち
・翼端灯をクリアレジンで表現した以外は素組みです。

コックピット


計器盤


主翼上面の吊り下げフック


コックピットへの乗降ステップを真鍮線に置き換え


機体の塗装はキットの指定通りMr.カラー79番のシャインレッドです。
マーキングは全てキットのデカールを使用しましたが、先述の通り秀逸なデカールなので気持ちよく貼れました。
今回は機体だけですが、後日アメリアのフィギュアを製作して追加する予定です。

2023年11個目、出戻り後202個目の完成です。
製作期間3週間、正味製作日数は7日くらいです。












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