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特集 自衛隊機、民間機

 Mitubishi MU-2A MU-2J
航空自衛隊 救難捜索機 & 飛行点検機
((株)ハセガワ 1/72)

  by nananiya72 鏡の中の蜃気楼

MU-2はもともと三菱のビジネス・ターボプロップ機で、主に欧米での営業に苦労しながらもベストセラー機となっていた機体でした。



航空自衛隊では救難捜索機としての装備を追加し1967年より導入し、最大29機を運用。
さらに1975年に飛行点検機としての装備を追加して、4機を導入しましまして、それぞれを救難捜索機をMU-2A、飛行点検機をMU-2J として運用していました。
また、陸上自衛隊でも、連絡/偵察機L/R-1として20機を運用しています。 





いつも、経年劣化による不都合が発生する、㈱ハセガワのヤバイデカールですが、見た目がOKそうに見えたので、作ることにしましたが、デカールが使えないとなると全く航空自衛隊の機体として成立しない機種なので、ダメだったら、デカール心中で、ゴミ箱特攻必須でただのプラゴミとなります。





なんとかしようと、保護補強のために#46クリアを2度塗布の補強デカールで、なんとかかんとか主翼上面のライン類は助けることができました。
クリア塗布で厚くなったデカールのうえにさらに二重三重に貼り付けたため、光沢クリアを塗布すると、段差が丸わかりになりました





さらに、日の丸の白フチ分を廻りからの間隔を確保するために、手持ちの白フチ日の丸デカールを貼り付けていますので、都合四重のデカールになっています。
そこで、光沢はあきらめて、調合した半艶を吹いて見た目をフラットにしています。
結局、使ったデカールは主翼上面のラインとプロペラ警戒線と機番だけで、両機ともそれ以外は塗装です。 





ウィンドシールドはスモーク具合で中が見えませんが、ちゃんとオレンジ色のスーツを着た操縦者は入っています。
仮組状態では、悪くなかったのですが、ちょっと段差が出来ますのでパテで埋めて平滑に整形しています。 
キットは古いもので、少し表面のうねりがありますが、ヤスると、きりがありませんので、細かい凸ラインをキープするために最低限にしました。
なお、透明部分のマスキングはいつものとおり「マスキング販売」さんの物を使いました。





主翼が仮組の状態では結合良好ですので、士の字にしないで、胴体の塗装が可能です。
ただし、結合後は少々やすり掛けと再塗装が必要でしたが、大したことはありませんでした。

デカールとの戦いがメインでしたが、完成出来てよかった・・・と思う反面、デカールがまともだったらこんな小さな1/72のキットにこんなに時間はかからなかった・・・・・最初からプラゴミにするほうがココロは平穏だったし、時間と労力の無駄は少ないのかも。。。。
このごろ㈱ハセガワは飛行機モデルの新金型もなく、デカール買え、箱絵買えの商形態になっているのですから、これからはせめてまともなデカールを作って欲しい。   ダメなデカールは送り返しちゃうぞ!!。



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