注意すべき点は次の通りです。
① パーツ分割の関係で胴体は組み上がっても強度が出ず、また、主脚収納庫パーツ脱落防止のために、主脚収納庫パーツと胴体上面パーツの間にランナー利用の突っ張り棒を入れました。
② 主翼のパイロンに取り付ける武装はDurandel anti-runway rocketsが一つのパイロンに6発懸架できるにもかかわらず4発(両方で8発)しかセット同梱されていません(SAM
Publications「 General Dynamics F-111 (2013年)」の84頁に写真が掲載されています)。この爆弾は、別売のウェポンセットにもないので、次回再版の際には是非12発セットしてほしいものです。Mk.82爆弾は、Hasegawaのウェポンセットを利用しました
③ 主翼の前縁フラップ、後縁フラップ共に接着面が小さいので、瞬間接着剤を使ってしっかりと固定します。
④ 機首のピトー管は、真鍮線と真鍮パイプでの自作パーツに置き換えました。
塗装は、下面黒、上面がベトナム迷彩というF-111の標準的迷彩です。今回の迷彩塗装は型紙を使わずに、口径0.2㎜のエアブラシで直吹きしてみましたが、思っていたよりうまくいったと自己満足しています。また、現用機は爆弾、ミサイル等機外搭載物をキッチリと塗装できると作品が締まってみえます。マーキングは1992年の在欧アメリカ空軍
第20戦闘航空団 司令官機です(前述のSAM Publications「 General Dynamics F-111 (2013年)」の86、87頁に写真が掲載されています)。空中給油口のデカールは用意されていますが、迷彩色の境界に合わないことがありますので、その際は合わない部分を迷彩色で上塗りすることが必要です。