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(Photo) 三菱MU-2
by コルディッツ
博物館実機写真
MU-2はターボプロップエンジン2基を動力源とした多目的小型ビジネス機で、三菱重工が設計、製造を行い、1963年に初飛行に成功しました。Mは三菱、Uは多目的(Utility)を表します。
1965年2月にフランス製チュルボメカ社アスターズⅡK(562shp)を搭載したMU-2Aで運輸省航空局の型式証明を取得し、同年9月にアメリカ向け輸出を考慮して米国製ギャレット・エアリサーチ社TPE331(705shp)を搭載したMU-2Bも型式証明を取得。そして同年11月にはアメリカ連邦航空局(FAA)の型式証明を取得し、翌年の1966年には販売開始という、後年のMRJの遅延と比べると、順調にプロジェクトは進んだように思われます。
※本稿は博物館の標示、「新司偵のおもかげ」(佐貫亦男著「飛べヒコーキ」収録、光人社NF文庫)、Wikipediaを参照しました。
MU-2B JA8737
あいち航空ミュージアム(豊山町)にて 2017年12撮影
MU-2を俯瞰できる羨望の博物館ではないかと。佐貫亦男教授は
「MU-2の機能的大特徴は、全翼幅にわたる二重隙間つきフラップ
で、これによって小さい主翼をひろげて重い機体を比較的低速
(それでもニューポール機の巡航速度ほどのスピード)で着陸
させようとしている」と書いています。ニューポール機が登場
するのは、エッセイの冒頭でMU-2とニューポール24の翼面積を
比べているためです。
このフラップのため補助翼を設置する場所がなくなり、主翼
上面のスポイラーによって横ゆれ操縦することを、佐貫教授は
「MU-2の第2の機能的特徴」としています。なのでスポイラーを
立てて展示して頂けたらと思いました。
MU-2S 13-3209
浜松広報館エアパーク(浜松市)にて 2012年9月撮影
MU-2Sは捜索救難機としてB型をベースに開発されました。救難
装備品の空中投下のため、飛行中でもドアを開閉できるスライド
式にして、キャビンの与圧を廃止しました。機首にドップラー
レーダーを装備します。航空自衛隊が1967年から1987年にかけて
29機を導入し、うち4機が事故で喪われてます。
LR-1(MU-2C) JG-2009、22009
青森県立三沢航空科学館(三沢市)にて 2016年8月撮影
MU-2Cは三菱社内呼称で、B型の陸上自衛隊仕様機です。陸自は
連絡偵察機(Liaison-Reconnaissance)LR-1として採用しました。
1969年から1984年までに20機導入、事故で2機が喪われています。
左側主脚と搭乗口
計器盤
機長席から見た複操縦士席
機長席の天井
後部の座席。なかなか座り心地が良かったです。
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