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誌上個展

イギリス初期ジェット機シリーズ その15

  by Nobunaga

1、ホーカーP.1127(エアフィックス1/72)
苦心惨憺努力の甲斐あって垂直上昇できました。イギリス技術陣の面目躍如です。


 ホーカー(Hawker P.1127) およびホーカー。シドレーケストレルFGA.1 (Hawker Siddeley Kestrel FGA.1) は、後の世界初の実用垂直離着陸機ホーカー・シドレー ハリアーにつながる実験機ならびに開発機である。
 P.1127のプロトタイプ1号機(機体コード:XP831)は、エンジンの地上試験のため1960年7月に引き渡され、10月にはペガサスエンジンが利用可能になった。同月中に係留飛行が、また、11月19日には自由飛行によるホバリングが実施され[7]、その後最初の広報用写真が公表された。プロトタイプ2号機は1961年7月に通常方式での離陸を行った。両機は垂直離陸と通常飛行の狭間を徐々に埋め、1961年9月8日に転換飛行を行った。
さらに4機のプロトタイプが発注された。この時期を通じてペガサスエンジンの改良が続けられ、ペガサス3は最大推力15,000lbf (67kN) を実現した。推力以外の点で当初の4機に大きな違いはないが、5号機(機体コード:XP980)では、後のハリアーに見られるものと同様に、垂直尾翼の高さを増すとともに水平尾翼には下反角が与えられた。4号機はホーカーの生産テストパイロットがP.1127に慣れるのにも用いられた。航空母艦への最初の垂直着陸は、プロトタイプ1号機が1963年に「アーク・ロイヤル」で行った。P.1127の最終機(機体コード:XP984)では主翼後縁に後退角が与えられるとともに[主翼端が滑らかな形状に改められた。XP984には最終的に推力15,000lbf (67kN) のペガサス5エンジンが装備され、ケストレルのプロトタイプとして用いられた。
 最初の3機のP.1127はいずれも失われ、2号機と3号機は開発中の事故によるものであった。1号機は1963年にパリ航空ショーで墜落した。操縦士はいずれの場合も生還した。
*ウイキペディアより引用させていただきました。

キットについて
 エアフィックスから「ビンテージクラシックス」として再販されると聞いて以前某中古店から通販で買ったキットを作ることにしました。1960年に開発されましたので「初期ジェット機」とは言えませんがV/STOLとして歴史的な機体であるので「初期ジェット機」として作ることにしました。
 エアフィックスの袋入りキットですのでかなり古いキットには違いありません。パーツ数は少なく作りやすいキットです。
 製作上の問題は全面リベット表現ですのでこれを生かすかどうか。生かす方向で考えましたが合わせ面のリベット再現を考えるとリベットがわずかに残る程度にやすり落とすことにしました。が、つるつるしてるのもなんだかとネットで見た簡単なパネル図面を基にミゾ彫りすることにしました。
 最大の問題点はジェット噴出口のパーツが大きすぎるので、組み立て前のパーツの段階で加工した方が良いです。当方はほぼ出来上がってからいざ取り付けようと言う時に入らない!ことに気がつき慌てました。パーツの小判形のジェット噴出口の長さを鋸で2ミリ程度切断してください。4個ともです。胴体側も穴を少し広げるとすんなり入ります。デカールは少し黄ばんでいるものの剥がれも吸着も問題ありません。
 なお、6機の試作機はそれぞれ機体のセンサーや形状が異なっていますがxp972号の写真はネットで見つかりません。キットパーツのまま組み立てました。


キャノピーはなんか開けたくなるんです。切断面は厚みがあるので縁を削って薄く見えるようにしました。
エアインテイクの内側はいきなりガランドウ!板を取付けました。ここは機体によっていろいろです。


コックピットはなんの資料もないのでそれらしく。計器類やコンソール、シートベルトもそれらしく。


後ろのジェット噴出口に耐熱用保護板をそれらしく取り付けました。 


2、ホーカーハンターFGA.Mk.9(エアフィックス1/72)
 ホーカー ハンター (Hawker Hunter) は、イギリスの航空機メーカー、ホーカー社で開発され、各国で使用されたジェット戦闘機である。イギリス空軍の戦闘機であるグロスター ミーティアの後継機として開発された。1960年代に戦闘機としての役目を終えたが、対地攻撃機型が1970年まで運用された。すでに旧式化しており、2014年に最後の利用者であったレバノン空軍から退役し、軍用機としては引退となった。ただし、民間機や記念機としては現在も飛行している。
*ウイキペディアより引用させていただきました。
*FGAは地上攻撃(fighter/ground attack)の略字です。

泣くんじゃない。全身美容整形して最強の狩人(ハンター)にしてやるぞ。


キットについて
 某オークションで800円で購入しました。刻印は1983年とありますのですでに41年が経過しています。オールドキットとしてはそんなに古くはないですがパーツの合いは酷いものです。これから1/72のハンターを作る人は別のメーカーの製品をお薦めします。
 エアフィックス社のキットが赤箱になる前、倒産の危機にあった頃の製品でしょうか胴体にパネルや点検ハッチの彫刻がほとんどありません。あっても間違っています。パーツ同士も合いが悪いし主翼は波打っていて左右の厚みが違います。金型職人さんもやけになっていたのかと思うくらいの出来です。
 でも一期一会。全面的にスジ彫りとヤスリがけをしました。右主翼はなんとか良さそうなので左主翼はかんながけと神ヤスリ120番でガリガリ削り倒しで形を整えて、胴体のプロポーションは悪くないのでコックピットを作り上げてから胴体を貼り合わせスジ彫りをしました。エアインテイクのフェアリングのパネルラインは複雑な形をしています。主翼との結合はしっかりと固定してからスジ彫りします。裏面も同じようにパネルラインや点検口をスジ彫りします。胴体のエアブレーキも整形します。水平尾翼取り付けも一旦削り落としてプラバンで形を整えます。ジェット噴出口のドラッグシュート格納部の膨らみはプラペーパーを2枚重ねて整形しました。
 できる範囲で手を入れましたがどこまで再現できたかわかりませんが1/72としてはそれらしくなったと思います。


パネルラインや点検ハッチのスジ彫りは大変でした。あけてもくれてもスジ彫りの毎日。再現できないところもあり省略したところもありで72だから「それらしく」で良いかと。


デカールは何とか使えましたが発色が悪いですね。





全体のプロポーションは悪くないですがキャノピーは形が悪く胴体にフィットしません。そのせいで機首から後ろに伸びるラインがスムーズでないような気がします。
ジェット噴出口のドラッグシート格納の膨らみを再現しました。キャノピー後ろのアンテナは撮影時に取れてしまいました。


*参考資料:モデルアート飛行機模型スペシャルNo.40「イギリス空軍の戦闘機」、酣燈社 別冊航空情報「英国ジェット軍用機」、文林堂「世界の傑作機ホーカーハンター」その他ネットによる実機写真等  


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