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特集 イタリア

SM.79 III (イタレリ 1/72)

  by 老人とプラモ

 第2次大戦中のイタリア爆撃機として最も有名な機体です。原型初飛行は1934年、軍用型の初飛行は1936年。この機体の解説文でときどき出会う記述が「外観は古臭いが意外と高性能」との文言です。当時のこのサイズの機体で430km/hの最高速度は画期的で、また木材と金属混用の旧式構造ながら軽く頑丈な機体は運動性も優れていたそうです。SM.79 III型は、1942年に胴体下部のゴンドラを撤去して、かつ、エンジンを強化(最高速度は475km/h)した雷撃専用型。1943年9月のイタリア政変後は数十機が北部のイタリア社会共和国(RSI)側で使用され、終戦まで決死的な雷撃攻撃を繰り返したとのこと(wikipediaなどを参照しています)。

 イタレリのキットは自国のヒコーキとあってなかなかのデキと思います。主翼両端に地面との緩衝ソリが付いています。操縦席上部にはアンテナ柱と前後の機銃が突き出て花魁のカンザシのようです。


 デカールはイタリア社会共和国のものですが部隊記号や機番などはありません。実機の写真では魚雷は機軸にほぼ平行に搭載されているように見えますが、キットの指定通りに取り付けると尾部が下がってしまいます。


 プロペラのブレードにはアルファロメオのデカールがついています。だいぶ大き目で1/48 scaleくらいでしょうか。ナセルへの排気管の取り付けは位置の指示がないので実機の写真を見ながらそれらしく接着しています。


 胴体上面の銃座はレトロフィットされた20㎜機関砲と思います。このキットは機内の居室の表現もそこそこに作られているのですが銃座後部の点検パネルを閉状態にするとほとんど見えなくなります。


 I型、II型には胴体下部に爆撃手のゴンドラがあったなごりで魚雷は胴体中心線からオフセットして吊下げています。主翼前端の三つの角穴は丸穴が正しいようです。


 小生のヒコーキプラモにあまり興味のない人が「このヒコーキ カッコいいね」と言う場合、数の少ないイタ機を指していることがたまにあります。機体の線のどこかに伊達男の血が流れているのでしょうか。  




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