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ダグラス F4D スカイレイ(タミヤ 1/72)

by 小山新一



(実機について)
 実機については、前号のエアフィックスのスカイレイの制作記事に記したので、多くは触れない。しかし、完成した2機ぶんの平面形をみると、当然とはいえ大戦中のドイツ戦闘機Me163の面影が見て取れる。戦後の各国航空界に、多大な影響を与えたドイツの航空技術に、今さらながら驚嘆せざるを得ない。

右側面(前方から)


(キットについて)
 タミヤが1990年代に製造、販売したウォーバード・コレクションの1機である。エアフィックスのスカイレイから、ほぼ20年後に出された本キットはF4Dの決定版と言って良かろう。
 ウォーバード・コレクションは、提携しているイタレリ製1/72に、タミヤのオリジナル製品を加える形でスタートしたと記憶する。タミヤ製品の中には1/48のスケール・ダウンもあり、スカイレイも1/48キットが先行、のち1/72が出されたはずだ。
 驚くべきはその低価格である。いきつけの模型店でカタログを調べてもらったときは半信半疑だったが、届いてみたらカタログ通りの900円(税込でも990円!)であった。ウォーバード・コレクションの1/72キットの価格を、1部カタログから抜き出してみると、

    3式戦 飛燕1型丁    1,760円
    零戦 22型       1,540円
    F35-A 4,180円

 何とスカイレイ、大戦中の単発機より安価なのである。以下は推測だが、開発年度が古いキットは旧価格のままで改訂されていないらしい。金型の減価償却が終わった製品は安価なままでモデラーに提供するという、太っ腹な方針なのだろうか。単に改訂を怠っているだけで、近々適正価格に改定されるのかも知れない。であるなら、欲しいキットは安価なうちに入手するのがお勧めだ。



ボックス


(模型の制作)
 前号で記した通り、エアフィックスのスカイレイを制作している途中で注文したキットである。エアフィックスのデカールが使えない場合にそなえ、タミヤのキットの部品請求で、デカールをもう1枚取り寄せ、エアフィックスのF4Dに貼るつもりであった。
 ところが、エアフィックスのデカール、案に相違して皆支障なく使え完成してしまった。完成した直後にタミヤのキットが届いたのであった。
 20年後という時間差もあり、全体形、細部の表現、作りやすさなどすべての面で、タミヤに軍配が上がる。パテを使った所は空気取り入れ口と胴体の継ぎ目ぐらいだったろうか。ストレスなく、エアフィックスのF4Dに費やした時間の半分ぐらいで、かっちりした出来のスカイレイが完成した。
 塗装は尾翼と胴体の背びれをダーク・ブルーに塗り、星を散らしたVF-3所属機にしたかったが、大面積のデカール貼りがいやで、海兵隊のVMF114の塗装にする。
 エアフィックスのスカイレイと並べてみると、同型機のモデルとして、互いに遜色がない。私が筆塗りで仕上げたせいで、タミヤのスカイレイのシャープさが幾分和げられたせいもあるかも知れない。

左側面(後方から)


2機そろいぶみ(手前タミヤ、奥エアフィックス)



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