Home  > F4U-4 コルセア(マッチボックス 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2025年9月号


F4U-4 コルセア(マッチボックス 1/72)

  by 加藤 寛之



 50年以上前に新発売だった2色成形の楽しい製品。いたるところがオオザッパで、「コルセアって、こんなカンジですよね」みたいなプラモデル。ちゃちゃっと作って、ハイ出来ましたを目指したキット。私は大好きなのだが、製造終了から長い年月が経過し、もちろん店頭には並ばない…のが、放出品で店頭にあった。中身は知っているので、迷わずに購入した。
 コルセアは、マッチボックス製品のなかでは良品だと思っている。でも、表面モールドは凹線とはいえ運河彫りと称されていたように太いし、それが翼の表面まで波打たせている。主翼は下面を左右一体にすればいいのに左右別々だから、胴体との捩れや上反角の不揃いが起こりやすい。コックピットは椅子だけで床板も計器盤も省略。プロペラは貧弱。もちろん、脚庫内モールドはないし、扉内面も平らのまま。現代的なキットと比べれば、オモチャである。そう、オモチャ、それがマッチボックスなのだ。現代の飛行機プラモデルが忘れてしまったお楽しみ・暇つぶしの感覚なのだ。
それでもデカールは2種からの選択。主翼と胴体、カウリングに黄緑色の帯を巻いた派手なモノと、ほぼ濃紺という簡素なモノから選べる。こんなところは、購買意欲をちゃんと考えてある。



 組む際に注意したいところは、胴体と主翼をねじれないようにすること。胴体を組んだら、垂直尾翼を基準に水平尾翼を直角に接着。身の周りには窓や本棚のように直角なものが多々あるので、それを使って位置決めをする(つまり、差込が甘いということ)。この水平尾翼を目安にして、主翼を胴体へ接着する。胴体と主翼の隙間は、それほど悪くない(隙間があるということだ)。
 それ以外は、まあ普通に組めばいい。
 今回は、プロペラ回転風の円盤を作ってみた。透明なエンビ板からプロペラ径にあわせて切り出すのだが、サークルカッターが行方不明…。そこでデバイダーでエンビ板に円くキズをつけ、はさみで切り出した。はさみなので周に多少のガタガタがあったが、これはサンドペーパーで削って整形すればよい。これに、サンドペーパーで一方向に傷をつける。先端と半径の中ほどに軽く黄色をこすりつけて、回転面をつくる。中心にランナーから作ったボスを接着すれば、無動力なのに回転中のプロペラが完成だ。もちろん、キットのプロペラも整形しておき、通常のプラモデル的な外観にも出来るようにしてある。



  塗装は「箱裏面の図をご覧ください」方式。私は塗装がきらいだから簡単な方を選び、これまでの知識でテキトウに塗る。主翼パーツは水色プラなので、紺をウス塗りにして透けを残し、味を出した。目立たせたいヘコミに黒を塗り、目立たせたい角にはごく薄く銀をぬり、全体の模型的な面白さをだした。今回は上述の回転風の円盤で楽しむので、赤い線だってチョチョイと描けばOK、あっちもこっちもテキトウ塗りでOKとした(今回?ウソだ、いつだってテキトウだ)。
 デカールはとてもよく貼れた。アメリカマークの紺が薄いとか、そもそも紺が必要なのかとか、袖が長めだとか、塗装図に対してデカールに不足があるとか、そんなことは問題にもならない。些細なことを云々するプラモではないのだ。
最後に、光沢スプレーをプ~~~~~とかけて完成とした。 



  マッチボックスのコルセアはそれほど似ていないし、モールドもキツく、デカールもちょっとヘンだが、「コルセアって、こんな飛行機ですよね」感がすばらしい。そこに回転風の円盤のオモチャ性面白みを加えたから、ますますマッチボックスになった。
これでいいのだ。


  Home> F4U-4 コルセア(マッチボックス 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2025年9月号

Amazon 各カテゴリー 検索へ
Amazonプラモデル 飛行機の検索へ
Amazonプラモデル ミリタリーの検索へ
Amazonプラモデル 車の検索へ
Amazonプラモデル 船の検索へ
Amazonプラモデル ガンダムの検索へ
Amazonプラモデル 工具・塗料・材料の検索へ
Amazon 本の検索へ
Amazonプラモデル コルセア

Vol.205 2025 September.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」

プラモデル模型製作記事


9月号 TOTAL PAGE view