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3Dプリント

電動リモコンホイールローダ (3Dプリント 約1/32)

 by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 10月号の建機特集に合わせて、電動リモコンホイルローダを作りました。 
 きっかけは ハセガワのホイルローダプラモデルで それを作りながら、これを可動リモコンにすると面白かろうと考え始めました。といっても、ハセガワキットそのものにモーターを組み込んで可動させるのは無理があるので、スケールアップなどを考えていました。
 で、ここは夏休みの工作スタイルで、シャベルの可動原理はそのままに、形を単純化して、電動リモコン可動のホイルローダを作ってみました。



製作
 できるだけ簡単に作るために、本体メカ以外は流用できるものは積極的に利用することに。
まず、電動シャーシーは タミヤの マンモスダンプ ミニ4駆から流用しました。それゆえ 前後運動しかしませんが、下回りは1/32といえそう。


 4駆シャーシーの上に乗せる ショベルとアームは 大きさのバランスをみながら、FUSION上でモデル化して 3Dプリントで作ります。
 可動機構ですが、実物のように油圧シリンダーを使うわけにはいかないので、タミヤのユニバーサルギヤでショベルアームを上下させると、リンク機構でショベルが連動して動くようにしました。
 ショベルの動きは 下の連続写真のように、アームが約45度回転すると、ショベルが約90度回転するように、リンクのシンチュウ線を調整しています。







リモコン部
 これも、アオシマの48タンクの2chリモコンボックスからの流用で、1chはミニ4駆シャーシーのモーターに接続し、タイヤの前後可動に もう1chはユニバーサルギヤのモーターに接続してショベルアームを可動させるのに使います。
 リモコンのコードは本体からコネクターで取り外しできるようにしたいところです。
 そのリモコンコードですが USB-A-マイクロB 接続コードが1mもの300円くらいでどこでも売っており、USBは4端子なので、ちょうど2chリモコンに使えそうで、これに決定。
USB-AとBのメスコネクターは 秋月電子通商のネット販売で購入し、取りつけました。
・USB-Aメスコネクター DIP化キット (Aメス)(120円)
・USB-microBメスコネクター
 USBmicroBコネクターパネル取付キット (250円)



 今回は、タミヤのマンモスダンプの4駆駆動シャーシーをそのまま流用したので、床板には 4駆シャーシー突起部の逃げも必要となり、下のように 図面を書き、φ4穴から追った逃げ部寸法を明確にして 5mm厚で製作しました。



 ショベルアームとショベルは 強度確保も兼ねて、それぞれ一体で3D出力し、組み立てを簡単にしました。
その他、コクピット?(ユニバーサルギア隠し)、後部カバー(USBコネクター隠し)も一体成形です。結局、全11点の部品から構成しました。
本体はオレンジ色の材料で3Dプリント出力したので、塗装手間なしでした。

ショベルアーム


ショベル


完成


 つたない出来ですが、オリジナル設計のホイルローダが出来上がりました。所属クラブの例会に持ち込んだところ、「タミヤの工作シリーズを組み立てたたの?」との質問が。


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