Home  >ブラジル海軍のスカイホーク AF-1 ファルカン (イタレリ 1/72 A-4M)>特集 世界の名機コレクションシリーズ No.14 ダグラスA-4スカイホーク>2025年12月号

特集 世界の名機コレクションシリーズ No.14  ダグラスA-4スカイホーク

ブラジル海軍のスカイホーク AF-1 ファルカン (イタレリ 1/72 A-4M)

by 平針みなみ HIRABARI Minami


 ブラジルではスカイホークがファルカンになっていますが、ホークは鷹で、ポルトガル語のファルカンは英語ではファルコン、隼です。以前は、ハヤブサはタカの一種(タカ目)と考えられていましたが、遺伝子解析の結果、まったく別の種類であるということが判明し、ハヤブサ目が立てられています。閑話休題。

ブラジル海軍のスカイホーク/ファルカン
1997年にブラジルはアメリカの仲介により、クウェート空軍でモスボール状態にしてあった単座型のA-4KU 20機と複座型のTA-4KU 3機を購入することになり、1998年の引き渡し完了後、広範な整備とアップグレードが行われ、単座型はAF-1、複座型はAF-1Aという名称になり、ファルカン(Falcõn)の愛称が付けられました。2009年には、9機のAF-1と3機のAF-1Aに近代化改修を行い、この改修を受けた機体は、単座型はAF-1B、複座型はAF-1Cと改称されています。

 このAF-1、航空ファン2002年7月号の表紙に取り上げられ、巻頭にもカラー写真が掲載されています。「真新しいグレイ系のカウンターシェイド塗装に身を包んだAF-1スカイホークが・・・」、「本機(N-1001)はブラジル海軍向け1号機として当初グレイ1色にラダーをナショナルカラー塗装というスキームで納入されたが、その後現在の塗装に塗り替えられた(クウェートのシリアルはKAF801)。」などと解説されています。

イタレリのA-4MをブラジルのAF-1として作る
ブラジルのAF-1はA-4Mの派生型であるA-4KUのアップグレード型ということで、イタレリ 1/72 A-4Mと違う部分を確認すると、各部のアンテナ類がかなり変更されていることがわかりました。特徴的な機首先端のアンテナ類は装備されていないので、そのモールドは削り取り、パーツを接着するようになっているものは取り付けません。
新たに各部に装備されているアンテナ類はプラ板等から自作しました。ハンプバックの背や前脚カバー、垂直尾翼の上部側面などです。元がA-4KUということなので、フジミのA-4KUのキットの説明書を参考に、ブレードアンテナ等をプラ板から切り出して貼り付けました。垂直尾翼から横に張り出しているブレードアンテナは、フジミのキットの指定図では角が直角になっていますが、AF-1では角の面取りがしてあって丸くなっています。サイズも少し小さくなっているようです。

 右の主脚カバーに着陸灯が付いているのですが、キットでは無視されているので透明ランナーを適当にカット・加工して取り付けています。

 AF-1は垂直尾翼上端のレドームが付いていないので切り離し、キットに用意されている先端が角ばった垂直尾翼上端パーツを接着します。このパーツは垂直安定板とラダーとの分割ラインを跨ぐ形になっていて、ラダーが上端まで達しないようになってしまいます。なので、分割ラインが垂直尾翼の上端まで突き抜けるようにスジ彫りします。

ドロップタンクは両翼下にフィン付きのものを下げている写真が多かったのですが、イタレリのA-4Mにはセンターパイロンに取り付けることを前提としたフィン無しタンク1本しか入っていなません。そこで、イタレリ1/72のOA-4Mのキットに入っているフィン付き2本を流用しました。

 A-4Mの特徴の一つであるエアインテークの拡大については目をつぶっています。

AF-1の塗装とマーク
今回作ったAF-1は、FCMデカール72-11に収録されているAF-1の1号機、シリアルN-1001としました。塗装とマークについては、このデカールの塗装図を参考に、写真と見比べて決めました。
 
上側面はミディアムグレー(cinza medio FS26187)とクラウドグレー(cinza nuvem FS26314)の迷彩、下面はライトグレー(cinza claro FS26515)となっています。この迷彩色、他のデカールメーカーでは違った色(FSナンバー)指定をしています。また、海外のフォーラムをみても喧々諤々。写真を参考に適当なカラーを塗っています。
 上側面の大部分がミディアムグレーで、動翼のあたりや尾部に見えているのがクラウドグレーという少し明るいグレー。下面はかなり明るいライトグレーになります。
 
 脚柱、脚カバー内側、タイヤハブ等はホワイト。

 AF-1の機首先端はブラック。

 アレスティングフックはグレー一色で、米海軍機のように白黒まだらにはなっていません。


  機関砲の周囲は黒く塗られています。実機写真を見ると、機関砲が取り外されているケースもわりと見かけました。





  機首側面に書かれているシリアルナンバー下2桁の「01」はFCMのデカールには用意されていなくて、デカールシートの端の方にある数字を使うようにと指示されていますが、そこにある数字は1~9で0は用意されていません。また、そのデカールだとサイズが少し大きめのようです。そこでFCMデカール72-09に少し小さいサイズの「01」があったので、これを使いました。

 なお、航空ファンの記事にもありましたが、N-1001はこの迷彩になる以前、全面グレー一色の時期があり、FCMデカール72-09にはその時のデカールが含まれています。

また、N-1001の写真で、機体にかなり汚れが目立つものがありましたが、垂直尾翼に「AF-1B」の文字が見えましたので、この写真の機体は近代化改修後のものであることがわかりました。

 別の機体ですが、ロービジ塗装の機体があり、国籍マークも濃淡のグレーになっていて、デカールでも手に入ったら塗ってみたい機体だと思いました。

 A-4MのバリエーションであるアルゼンチンのA-4ARとブラジルのAF-1を並べてみました。






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