Ⅳ号駆逐戦車の華は何かと問うと、多くの方はSd.kfz.162/1ことPanzer Ⅳ/70(V)を挙げるのではないでしょうか。強力な7.5cm
Pak 42L/70(70口径7.5cmPak42)を装備、切り詰めたような低い車高と傾斜の鋭い前面装甲板は獰猛な印象を与え、さぞやヒトラーのインスピレーションを刺激したでしょう。
そのためか車種名称は、70口径砲搭載以前のⅣ号駆逐戦車と区別し、Jagdpanzer(駆逐戦車)からPanzer(戦車)に変更されています。これはスウェーデンが後年開発するStrv.103のコンセプトを、先取りしたようにも思えます。
Panzer Ⅳ/70(V)は最初Ⅳ号戦車ラング(長砲身)とも呼ばれましたが、後に口径名(70口径)からⅣ号戦車/70とされます。末尾の(V)は生産企業フォマークを意味します。
Panzer Ⅳ/70(V)1944年8月から1945年3月までに930輌が生産され、大戦末期の防衛戦で奮闘します。
※本稿は博物館の標示とWikipediaを参照しました。