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 (Photo) Ⅳ号戦車ラング

by  コルディッツ
博物館実機写真

 Ⅳ号駆逐戦車の華は何かと問うと、多くの方はSd.kfz.162/1ことPanzer Ⅳ/70(V)を挙げるのではないでしょうか。強力な7.5cm Pak 42L/70(70口径7.5cmPak42)を装備、切り詰めたような低い車高と傾斜の鋭い前面装甲板は獰猛な印象を与え、さぞやヒトラーのインスピレーションを刺激したでしょう。
そのためか車種名称は、70口径砲搭載以前のⅣ号駆逐戦車と区別し、Jagdpanzer(駆逐戦車)からPanzer(戦車)に変更されています。これはスウェーデンが後年開発するStrv.103のコンセプトを、先取りしたようにも思えます。
 Panzer Ⅳ/70(V)は最初Ⅳ号戦車ラング(長砲身)とも呼ばれましたが、後に口径名(70口径)からⅣ号戦車/70とされます。末尾の(V)は生産企業フォマークを意味します。
 Panzer Ⅳ/70(V)1944年8月から1945年3月までに930輌が生産され、大戦末期の防衛戦で奮闘します。
※本稿は博物館の標示とWikipediaを参照しました。
 
Panzer Ⅳ/70(V) 
 カナダ戦争博物館(オタワ)にて  2024年10月撮影




 Ⅳ号戦車/70(V)は5輌現存し、アメリカに2輌、ロシア1輌、ブルガリア1輌、そしてカナダに1輌です。


48口径7.5cm砲Pak39搭載のⅣ号駆逐戦車の戦闘室前面装甲は60mmでしたが、70口径では80mmに、側面装甲も30mmから40mmに強化しています。



 70口径7.5cmPak42搭載への換装は、開発当初から想定されていたので、スムーズにカルダン枠砲架に納まりました。パンサー戦車にも搭載された7.5cm砲は、JS-122(JS-2)を除く、あらゆる連合軍戦車を射程距離外から撃破出来ました。




本車輌は1945年初頭に生産され、同年5月にウィルヘルムスハーフェンで、第4カナダ機甲師団に捕獲されました。
 Ⅳ号戦車/70(V)は強力な防御兵器でしたが、戦況に影響力を与えるには、登場が遅すぎ、数が少なすぎました。



 Ⅳ号戦車/70(V)はノーズヘビーで、対応のため前部の転輪2個を鋼製製に換えていますが、アルケット社製のⅣ号戦車/70(A)は、前部の転輪4個を鋼製製に換えています。



 Panzer Ⅳ/70(A)は前部4個の転輪が鋼製です。2016年8月 戦車博物館(ソミュール)にて撮影。
 履帯も軽量な旧式タイプに換えられたとの資料があります。






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