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誌上個展

スピットファイアMk.1a (エアフィックス 1/24)

 by あきやん



 このキットは1970年にエアフィックス社から発売されたもので、当時の国内価格は4,000円程度で、レベル1/32シリーズが500円程度だった中で飛行機プラモとしては非常に高価なものでした。
当時私は本キットと迷った末に同じエアフィックス1/24シリーズのBf109Eを製作しましたが、素晴らしいキットで今だにBF109Eのベストキットの一つだと思っています。
 今回製作したスピットファイアは、レベル1/32が決定版キットだった中で、本キットの登場によって実機の正確な形状やディティールが初めて明らかになったような事が模型雑誌に書かれていたように記憶します。
実機資料が今ほど出回っていなかった当時としてはエポックメイキングなキットだったのでしょうか。いつか作りたいなと思っていましたが、数十年の時を経て、最近になってオークションで安く出品されていたのを見つけて入手しました。



今回はできるだけストレートに製作してキットの素性を楽しむという方向でいきました。キット全体の部品数やディティールは現在の1/48と同程度の感じです。ざっと仮組してみると、さすがに古いキットであちこちガタピシしていています。
機首部分と右主翼が歪んでいたのをドライヤーで熱して修正しました。エンジン製作は全体を黒く塗装して所々に金属色を加えて完了。コクピットは今どきの1/72より部品数が少ないアッサリとしたものです。
今回奮発したエデュアルドの別売シートベルトの方がコックピット全体より部品点数が多かったくらいです・・・。組み立てたエンジン、コックピットと可動式のラダーと尾輪を左右胴体に挟み込んで胴体部分は完成です。


  次に主翼ですが、主脚は引き込みギミックを生かして可動式としますが、脚庫内部が伽藍堂なので脚の引込動作に支障ないように造作物をそれらしく作りました。こちらはタミヤの1/48を参考にさせて頂きました。
翼内には7.7mm機銃が納められ点検ハッチが開閉できるようになっていますが、機銃まわりのディティールが今一つなので点検ハッチは閉状態で固定としました。
主翼全体は大きさの割に肉厚が薄くて翼が歪んで上反角が不足していたので、木片を使って強引に修正しながら胴体に接着・取り付けしました。


  各所の合わせ目の修正は機体が大きくてヤスリ掛けがちょっとした力仕事でした。後は水平尾翼、ラジエター、オイルクーラーなどの小物を取り付けました。
このキットの見せ場はエンジンカバーを外してエンジンを見せるという所ですが、エンジンカバーを機体にピタリとフィットさせるのに苦労されられました。


  塗装はいつものイギリス機迷彩ですが機体が大きいのでマスキング作業はやり易かったです。キット付属のデカールが黄色く変色してしまっていたので、ラウンデルと部隊記号などは塗装で描きました。
軽くウェザリングを入れ、クリアーで全体のツヤを整えて完成です。
現在は1/24のスピットファイアとしてはエアフィックスから素晴らしいMark9が出ているので、今作るならそちらを選ぶべきでしょうね。



今回この古いキットを製作してみて、70年代に飛行機プラモを作っていた頃、部品すり合わせながらキットを奇麗に組み上げるのに四苦八苦していた事、エアブラシが買えなくて手押し式のスプレーで吹き付け塗装していた事などが懐かしく思い出されました。 


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