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(Photo) Hafeli DH-1 (Replica)

by  コルディッツ
博物館実機写真

 スイス空軍博物館に複葉複座で三胴、発動機1基を推進式に取付けた大型機が鎮座しています。三胴機は珍しいから、直ぐに機名くらい分かりそうな物ですが、案外分らず、やむなく博物館のリストに載る機体名を、片端から検索に掛け、Hafeli DH-1と確定しました。(Hafeliの2文字目のaにウムラントが付きます)同機は1916年に初飛行し、同年中に6機が生産された偵察機で、部隊配置後の1年以内に墜落事故で3機が喪われ、残り3機も1919年に軍を退役し、スクラップにされました。博物館の展示機はレプリカです。
 設計者はAugust Hafeliなので、機体名のHafeliは設計者の姓から取られたようです。似たデザインのAGO C.Ⅱも設計しています。AGO C.Ⅱは1915年に初飛行で15機が生産され、ドイツ帝国陸軍航空隊とドイツ帝国海軍航空隊で運用されています。
※ 本稿は博物館の標示、Wikipediaを参照しました。  

 Hafeli DH-1 (Replica) 2007年10月撮影
 スイス空軍博物館(デューベンドルフ)にて




AGO C.Ⅱと比べると、Hafeli DH-1はダウンサイジングされています。即ち全長は9.84mから8.82mに、全幅は14.5mから12.8m、全高は3.175mから3mに。発動機も220hpのベンツBz.Ⅳから120hpのアルグスAcⅡに。このため最大速度は137km/hから126km/hに、航続力は580kmから250km、最大高度は4,500mから3,000mに低下しています。



第一次世界大戦当時の機体らしく、胴体やプロペラの木目が印象的ですね。



Hafeliの読みは、ドイツにHafeleと末尾1文字が異なる、家具金物やインテリア用品の製造販売するメーカーがあり、我が国ではハーフェレと呼ばれている様子から、スイスのHafeliは、ハーフェリと発音すれば間違いはないかと妄想します。



中央胴体はタンデム式コクピットで、前席に観測手、後席にパイロットが座ります。
 観測手が銃器を操作しますが、AGO C.Ⅱは7.92mmでしたが、Hafeliは7.45mmに転換しています。着陸装置が四輪で、ラジエーターを操縦席脇に設置しているのも新鮮でした、  



August Hafeliは1887年にスイスに産まれ、1912年から1914年までパリでファルマンの元で働き、1914年にドイツのAGOに雇用されてAGO C.ⅠとC.Ⅱを設計しました。その後スイスに戻り、ツーン(Thun)のスイス連邦製造工場の主任設計士として勤務します。AGO C.Ⅱの影響が残るDH-1の製作後、DH-2、DH-3、DH-4、DH-5と製作します。DH-2とDH-3は複葉複座単胴の単発牽引式偵察機、DH-4は複葉単座単胴の単発牽引式戦闘機、DH-5は複葉複座単胴の単胴の単発牽引式偵察機でした。

 Hafeli DH-5 459 2007年10月撮影
 スイス空軍博物館(デューベンドルフ)にて


Hafeli DH-5は1919年に初飛行し、1922年からスイス空軍に配備され、1940年に退役。
総生産機は80機で、220hpの水冷エンジンを装備。最大速度180km/h、航続力480km、最大高度5,600mでした。


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