ミッドシップのエンジン配置、前脚式のランディングギア、横開きドアのコックピット、翼に埋め込まれたラジエータ、37mm(20mm)機銃に12.7mm2門、7.7mm4門の重武装。1000馬力クラスのエンジンでこの装備ではパワー不足だったと思います。志(こころざし)は高かったけれどあてにしていた排気タービンが開発中止になってしまうなど、発動機に恵まれなかった機体と言えるかもしれません。日本のパイロットには「かつおぶし」なんてニックネームで呼ばれ、日本機相手のドッグファイトでは厳しい状況に置かれたみたいですが、ソ連に提供された機体はドイツ戦車相手に活躍したと言うことです。「適材適所」ってやつですね。 |
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キットの方はハセガワの48分の1ですが、ハセガワスタンダードと言える出来でストレスなしに組み上げることができました。「かつおぶし」の独特な形状も良く捉えていると思います。
ノーズアートの方も、ここまでやれば立派としか言いようがありません。この機体は機体番号も入っていないし、プロパガンダ用の「やらせ」だったような気がしないでもありませんが、こんなものを見せられたら日本機のパイロットも戦闘意欲が萎えてしまったのではないでしょうか(笑)。デカールは、ハセガワの限定品が売切れてしまっていたのでスケールマスターのものを入手しました。
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