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誌上個展

瓦町駅 昭和42年 

by 川崎有ニ /高松ニッパーズ会員
40年前の高松琴平電鉄瓦町駅のディオラマ

今から40年も前の瓦町駅である。市内バスは全線ワンマンカーになったばかりで、バスも電車も旧塗装だった。
噴水があって、スーパーの前に県内各地へ行くバス停がある。情景の中に当時高校3年生だった通学中の私がいる。
 
【製作のコンセプト】
 既製のキットの製作に飽き足らなくなり、なにか違ったものを作りたくなりました。戦闘機や戦車などの情景模型は、我々市民が日頃、目にしているものではありません。もっと身近なところにある情景、『日常性のある情景模型』の製作に心掛けました。



参考写真 瓦町駅ロータリー付近 昭和39年


 この作例の原型は、アリイのボンネットバス(1/32)です。キット2台分を使い、ボンネットとルーフ部分を微妙なラインでカットし、つないであります。
(ライト枠、バンパー、バックミラー等同キットの部品が数多く利用できました。)






 横断歩道の向こう側には、電車の改札口があります。
当時の琴電の車体カラーは、クリームとエンジ色のツートンでした。
〔電車やプラットホームの情景は水彩絵具で手書き仕上げです。〕



 バスの後部には、讃岐の銘酒『金陵』の看板を掛けています。
スーパーの窓は大きなガラス張りとなっており、食品売り場が見通せます。
(この建物は現在、11階建てのデパートになっており、別のスーパーの実写写真を貼り付けています。)



ディオラマの全景
このバスは実は後乗り、前降りの乗車システムでした。従って茶色のこの毛糸のセーターの乗客は降りたところでなく、今まさに乗ろうとしている姿が正しいのです。



Vol.6 2009 July.        www.webmodelers.com          Office webmodelers all right reserved   無断転載を禁ず  リンクフリー
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